忍者ブログ
小唄 春日とよ芝鳳のブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

栄芝会も無事に終わりのんびりする間もなく今日は浅草のお稽古へ。
会が済んで皆さんホッとしたのかお稽古場はいつになく空いてて、あまり待つこともなく私の番に。
いつもはあまり長い曲は遠慮するのですが、こういう日は思い切って予ねて入れていただきたかった「涼み舟」をリクエスト。
先生は喉の調子があまりよくないとおっしゃりながらも入れてくださいました。
替手も入り、踊り地に良く使われるお馴染みの曲ですが、この唄で立方が上手なら唄も踊りも両方映えるというものです。
豆さん私がしっかりしたら一番に入れますからね。
先日の打ち上げで夏合宿の課題曲に話が及びましたが
「橋渡し」
「白扇」
「寿鶴」(これはかなり難しいかも、長いし・・・)
「末摘花」
「辰五郎」(これも難しいけど楽しい)
などを候補にあげておきましょう。
樹さん、雛ちゃん、池さん、嬉しい課題曲ですよ。
今週から少しづつお稽古していきましょうね。
PR
心配されたお天気もみんなの晴れやかな気持ちを反映してか晴れ渡ってくれました。
私は8時には家を出て一日中走り廻ることになります。
こんな日は食事をする間もなくお仲間の差し入れのバナナ一本で夜まで頑張りモード。
楽屋でお稽古の最中もお弟子さんたちが無事に着物を着れただろうかと気になります。
樹さんは最後まで気を揉ませてくれましたがタチバナの部長、岸さんの好意で事無きを得、立派な着物姿で登場しました。
もし岸さんの着物が合わなかったらと思うと今でも冷や汗ものです。
樹さん、事前に充分の準備をしましょうね。
女性陣は全員美容院で素敵な髪型に整えバッチリとお着物姿もきまってます。
皆さん綺麗で私も鼻が高くなるというものです。

男性合唱「長崎ぶらぶら」を私は走って客席に行き、後ろで立って見ることができました。
豆さんも八さんも体つきがしっかりしていらっしゃるのでとても立派で惚れ惚れするようでしたよ。

女性合唱「夜桜」の時、私は香さんと正さんの後ろで隠れて一緒に唄ってましたので残念ながら全体の様子を眺めることができませんでしたがきっと綺麗な舞台だったと思います。
なんといってもうちの綺麗どころが並んでいるんですから。

栄芝会の師範、名取の「踊り屋台」で私たちの舞台は全て終わりその後は新橋、赤坂、浅草の芸者さんたちの小唄振りで会場は熱気に包まれます。
みんなうっとりとため息が聞こえます。

すべてを終え我が社中はお馴染みのグランドアーク半蔵門で打ち上げと相成りました。
新しいお顔も増えご挨拶などをしつつ、お腹が空いてる面々は美味しいお食事とおしゃべりに花が咲き、時間が過ぎるのも忘れて遅くまでそこで同じ時間を過ごしたのでした。

出演なさった方たち本当にお疲れ様でした。
そして応援においでくださった方たち本当にありがとうございました。
また一緒に頑張りましょうね。

いよいよ明日が本番前の最終稽古日です。
我が社中だけのお稽古だとバッチリ合ってると思っても、当日は他の社中の方達とご一緒ですし、芝鳳社中もひとかたまりという訳ではなくバラバラに並ぶので、私としては自分の出番以上にハラハラしています。
なにより一番の心配は皆さんが当日何事も無く元気に三越劇場に来られるだろうかということです。
いつも会のときはその心配から始まりますが演奏の出来不出来よりもまず、元気に参加できたらそれでもう大成功とさえ思えます。
先日の下浚いに参加できなかった人たちにはその際に録音したテープをよく聞いてイメージトレーニングをしてもらいましょう。
舞台上に並んで一緒に演奏している自分の姿を想像しながら唄い、お三味線を弾くのです。
勿論隣に並ぶ方、自分の並ぶ位置もちゃんとイメージします。
お家でお稽古する際にはお部屋の同じ場所でだけじゃなく、別のお部屋でもお稽古しましょう。
同じお部屋でも向きを変えるだけで雰囲気が変わりますから、どんな状態でも心を平静に保てるように訓練すると良いと思います。
録音したテープを流しながらそれに合わせてお稽古するのは言うまでもありません。
廻りの音に惑わされることのないように自分の音をしっかり捉えてくださいね。
心配してもきりがありませんので、8日は日頃の皆さんの熱心なお稽古の成果を充分に発揮するよい機会と考えましょう。
当日出演なさらない方たちも是非応援にお出かけくださいませね。
冬に逆戻りしたかのような寒い一日で外の空気は陽がさしているというのに冷たく、まるでこれから本格的な冬がやってきそうな気がするほどです。
それでも雨は降りそうにも無く窓から見えるビルの屋上には沢山の洗濯物がお日様の中で気持ち良さそうに翻っています。
そんな景色が一変したのは午後3時を過ぎた頃。
一天俄かに掻き曇り、真っ暗になったかとおもうといきなりの強い雨。
雷鳴も轟きわたり、まるで妖怪変化でも現れそうなもの凄い勢いで叩き付けるように降ってきました。
丁度その頃、どうしても出かけなくてはならない用事があり仕方なしに冬のコートを着て外に飛び出した(めげる気持ちを奮い立たせ・・・)のですが、数メートル歩いたところですでに靴の中は雨でグシャグシャ。
気持ち悪いことこの上無しといった状態です。
田舎なら躊躇なく長靴を履くところなのですが、生憎長靴はもってません。
ここは気合で行くしかありません。
でも実はこんなお天気あまり嫌いではありません。

ただ着物で出かける日だけは雨は困ります。
タクシーに乗り込む際に傘を閉じるのに何時もマゴマゴします。
着物が濡れないように乗り込むには髪が濡れるしで、タクシーのドァが開くと同時にジャバラの傘状のものが出るように何で考え出されないものかと腹が立つ訳です。

この嵐のなか決死の覚悟で(ちょっとオーバー)外出し、用事を済ませて家路に着くと一仕事を終えたような満足感と安堵感が湧いてきます。
なんという単純な頭の構造かと我ながら感心しますが・・・。
あぁそういえば今日は鞠さんの新しいお仕事の初日のはず。
昨日の下浚いが済んでからお仕事を始めると決めたそうで、とっても嬉しいその心遣いにウルウルです。
鞠さんのことだからどこに行っても皆さんとうまくやっていけるでしょうが、慣れるまではやはり気も使い疲れることと思います。
どうぞ頑張ってね。
佳さんのお芝居は昨日幕が開いたはず。
私たちは15日に皆でまいります。
とっても楽しみ。
長丁場だから体調には充分気をつけてね。

花も嵐も踏み越えて・・・?
あれぇ?
なんで花まで踏み越えるのかしら?

兎に角、元気に明るくまいりましょう!と言いたかったわけです。


あいにくの雨の一日。
数日間続いたまるで嵐のような雨と風にも負けず桜はまだ健気に咲いてくれています。
この雨の中、8日に向けて今日は春日会館で最後のお稽古です。

孫弟子さん中心の「夜桜」、男性の「長崎ぶらぶら」、端唄の「祇園小唄」、栄芝社中の「踊り屋台」を一通りお稽古したのですが、人数が多いと両端の音が聞こえなかったりして初めはなかなか合いません。
何度かやってなんとなく合ってきたところで今度はお囃子が入っての演奏です。
笛や太鼓の音が入った中で唄ったりお三味線を弾いたりするのは実にウキウキ浮かれて嬉しく楽しいものです。
我が社中からは俊さん、鞠さん、豆さん、正さんが代表で参加しました。
下浚い無しでいきなり本番というのではかなり怖いものがあるので、できれば是非参加してほしいところなのですが平日とあってお仕事のある方は難しく、それでも忙しい中参加した4人の方は本当にご苦労様でした。
今日参加できなかった方たちへそれぞれのお稽古の様子はテープに取ってありますから金曜日にお渡ししますね。
それから先日お名取になった方の中でお三味線をお稽古しているかたにと栄芝先生から名前入りの胴掛けと音緒いただきましたよ。
さっそく今度の会に使わせていただきましょうね。
珠ちゃん、樹さん、雛ちゃんお楽しみにね。

8日の会は最後の呼び物としてに踊りもあり今日はそのお稽古風景も拝見することができました。
小唄振りをなさる赤坂、新橋、浅草の芸者さんたちは皆さん美しく、同じお座敷で間近に踊る姿に束の間旦那衆になった気分です。

さて春日会館でのすべてのお稽古は終わり、いよいよ本番を待つのみとなりました。
うちのお稽古はもう一度ありますからしっかり不安材料を払拭して清々しい気分で当日を迎えたいものです。

皆さん風邪など引かないように、怪我にも気をつけてね。
今月から日本橋教室のお稽古はは日曜日になり、今日がその初日となるはずでしたが、いらっしゃるはずの皆さんが揃ってお休みということで急遽、教室もお休みということにいたしました。
本当はお稽古をしたかったのですが私一人がお参りの無いお地蔵様のようにちんまりと待ってても・・・と思ったわけです。
良いお天気でしたのでお洗濯をしたり、ベランダのわずかばかりの植木鉢の手入れをしたり、お三味線の暗譜をしたりと、うらうらとのんびりしていたところにタチバナからの電話にびっくり。
樹さんがお稽古にいらっしゃったというのです。
確か金曜日のお稽古が終わって帰る時に「日曜日はお休みです。」と聞いた気が・・・。(このところ自分の記憶に全く自信がなくなってる私ですが、それは確かなこと・・・)
急いで支度をしてタチバナに向かおうかと思ったのですが、私が着く頃は閉店時間ぎりぎり。
樹さんには気の毒なことでしたが、会の当日はタチバナで着付けをしてもらえることになったそうでなによりでした。
あれぇ、そういえば夕べはお稽古日でもないのに「今日のお稽古はお休みします。」とメールが入ったっけ。
樹さん、大丈夫?
でもまた今メールが入り「お土産券の追加をお願いします。」とのこと。
今回はお客様を沢山お呼びしたらしく気合もかなり入ってます。
やっぱりお稽古したかったわよね。
今度の金曜日はなるべく早めにいらしてくださいね。
ばっちりお稽古をしましょう。
ところで俊さん、珠ちゃん、雛ちゃん、このブログを見ていたらチェックです。
「夜桜」の前弾きが増えました。
唄が終わってからの演奏を後弾きというのですが、その部分がそっくりそのまま前にきます。
チントンシャンと同じ部分がありますのでそこからは、いつもお稽古してるように弾いていくのですが、前の部分が増えました。
分かるかしら?
今度お稽古場で説明しますね。
以前「初紅葉」に来てくださった豆さんのお知り合いの赤坂の芸者さんが今日長唄で舞台に立つというのでお祝いに行ってきました。
国立大劇場は綺麗どころが一杯でお席もお客様で埋まってます。
お目当ての舞台が終わって楽屋にご挨拶にいきましたが、こういうときの楽屋は何か少し浮き足立っているようでもあり、でもとても華やかでみんな舞台を無事につとめて、なんだかうきうき嬉しそうです。
極度の緊張から解き放たれた開放感、満足感で満ち満ちてます。
この雰囲気を味わうために舞台に立つのかもしれないと思うほどで、一度でも舞台に立った人は分かってくださるんじゃないかと思います。
そして我が社中の方たちにも是非味わって欲しい世界です。
華やかな国立大劇場を後にして向かった先はなんとタチバナ。
今日の予定はなしという豆さんとお稽古をしました。
「見えぬ浅間」「踊り屋台」「長崎ぶらぶら」と唄い、5時閉店と同時にタチバナを後にして向かった先は今週二度目の「木村屋」さん。

本当に私たちって則さんのことが好きなんだなぁと思います。
私たちの後にまた3人お客様がみえて大繁盛で嬉しいことです。
則さんの動きが時に?になり、あれは一体何だったんだろうとあれこれ思いを巡らすのもまた楽しいし、というよりきっとそれを期待してお店に通うと言っていいでしょう。
そしてその期待を裏切るようなまねは決して我らがアイドルの則さんはしないのです。
今日も数々の則さんネタをいただきました。
「話は違いますが・・・」という言い方はしますが
「話は同じですが・・・」という言い方を初めて耳にしました。
こういう言い方って初めてと感じる私の方が可笑しいのでしょうか?
則さんの母上は御歳88歳、今日みえたお客様は97歳、どちらもお元気です。
比べるとやはり母上の方がお若く見えますが、歳の感覚が麻痺したのか、早く帰そうと母上を追い立てるようにせっつかせるのはさすがに一寸無理があるわよ、則さん。
以前豆さんが食事した際にベーコンを出し忘れたと言って食後に一枚持ってきたということがあったようですが、今日はハンバーグの上の目玉焼きを忘れました。
どうやって持ってくるかと期待しましたが、・・・・・・な期待どうりの、普通とは一味違う目玉焼きでした。
話は尽きませんがまたの御目もじを楽しみに失礼いたしました。
豆さん今日一日お付き合いお疲れ様でした。
鞠さんが沢山のチーズやピザ、生ハム、サラミなどを持ってきてくれたので金曜日の夜は贅沢なチーズパーティとなりました。
その種類はぽよぽよに詳しく説明されてますが、あまり詳しくない私はただただ美味しく頂戴いたしました。
初めて食べたグリルチーズはグリルというだけあってチーズを焼くんですが、そんな発想にまず驚きです。
ブルーチーズが大好きな私でしたが、いろいろなチーズの珍しさと美味しさについにそこまでたどり着けないうちに大満足な状態になりました。
そしてチーズにはやはりワインがぴったりとあって鞠さんがブログ上で「チーズパーティをするのでこのブログを見た人はワインを持ってくるように。」とワイン大募集をしたのでした。
反応が無いので以前雛ちゃんが持ってきてくれた山梨ワインと家にあったワインを2本用意していたのですが、なんと池さんと樹さんがワインを持ってきてくれました。
男は黙って・・・ですかね。
嬉しいことです。
前回好評の弥さん持参の焼きアスパラやグリルチキンでテーブルは一杯です。
先日お名取になった珠ちゃん、正さん、樹さん、雛ちゃんのお祝いと4月3日から始まる佳さんの舞台の成功を祈ってみんなで乾杯をしました。
日本人のお食事の最後の締めはやはりご飯です。
「ウコッケイ」がたっぷり入ったとろろご飯に暫し皆さん静かにもくもくといただきました。

金曜日の夜はお勤め帰りの方が多いので、どうしてもお稽古が押してしまいます。
この日も最後は俊さん、珠ちゃん、樹さん、雛ちゃんの「夜桜」合同稽古となってしまいました。
4人で並んでお三味線を弾きそれを私がチェックしたのですが、心配していた雛ちゃんは大分頑張ったようで、もう一歩のところまできました。
ここで油断しないで毎日頑張ってね。
姿勢と天神の高さを注意よ。
俊さん左手の小指注意ね。
当日は芝弥先生のお隣なので緊張するかもね。
でもとても優しい方だから大丈夫よ。
珠ちゃん前髪少し上げて綺麗なお顔をもう少し見せてね。
樹さんお着物の時もその髪型でいいと思いますよ。
スーパーサイヤ人のようなその髪型(分かります?)結構気に入ってます、私。
お稽古中に疲れてる何人かの人の肩を揉んでた弥さん、ありがとうね。
内職にお忙しい鞠さんはお稽古なしでお帰りになりました。
チーズごちそうさまでした。
池さん、ケーキ嬉しかったです。
豆さん、八さん、ちゃんとチーズ取ってありますので御安心くださいませ。
端唄のお稽古が終わってお仲間の一人が「六義園の桜が見ごろらしい」と言ったのに対し数人がすぐに「じゃ今日行きましょう」とあっさり話はまとまり7名の俄かお花見ツアーとなりました。
南北線駒込駅を出るともうそこは六義園の入り口です。
今日はとても良いお天気で暖かく絶好のお花見日和とあって沢山の人が入り口に並んでいます。
昨日テレビで中継してたのでその影響もあるのでしょうか。
夜はライトアップされてそれはそれは美しい幽玄の世界となると思われるのですが、夜までは残念ながら鑑賞することができませんでした。
それでも私たちは充分に絢爛と咲き誇る桜を堪能し、今年も無事に桜に会えたことに感謝をしたのでした。
一年の中でもほんの数日しか会うことのできない桜の花です。
咲くまでは今日か明日かとドキドキしながら、まるで恋しい人を待ってるような気がしますし、咲いたと思えば今度は雨や風に傷められはしまいかとハラハラ。
毎日桜の花が気になって仕方がありません。
世の中に花はいろいろあるけれども、こんなに人々が待ち焦がれるお花も無いと思われます。

あぁ、そういえば去年4月の栄芝会に鳳昶さんは素晴らしいロウタタキの桜の訪問着をお召しでした。
沢山のお着物をお持ちでしたがあの訪問着が一番のお気に入りだったのではないかと思います。
鳳昶さんとの最後のお花見はお茶のお稽古が終わってからのアークヒルズ界隈でした。
入院なさるほんの一ヶ月前のことでした。
桜のように逝ってしまった鳳昶さんは今年はどこでこの桜を見ていらっしゃるのでしょう。
もしかしたら千の風になって日本中の桜をご覧になってるかもしれませんね。

アークヒルズの桜は本当に綺麗です。
未だ若く低い木は手に触れて楽しく、両側に続く桜並木を歩き、振り返った時のその美しさは例えようも無くまるで気が遠くなりそうです。
あと数日桜の花に落ち着かない日々を過ごすことになるのでしょうね。
夕方、則さんのお店「キムラヤ」さんに行ってまいりました。
お昼のブログ上での豆さんと私のやりとりを見て、丁度銀座に用事があった鞠さんも合流しての3人です。
こういう時にすぐ反応して同調してくださるのは本当に嬉しいものです。
それというのもやはり則さんにそれだけ人を惹きつける何かがあるということなのでしょう。

鞠さんは実は「キムラヤハンバーグ」初体験でした。
これだけ長いお付き合いにもかかわらず何故かなかなかチャンスがなかったようです。
ともあれ初ハンバーグのお味は鞠さんのお気に召しましたでしょうか。
今日、豆さんはサンドイッチのご注文でした。
私は勿論ご自慢のハンバーグです。
このところお稽古をお休みしている則さんに3人でいろいろ話しかけるのですが何だか今日は今ひとつ乗りがよくないようです。
3人の注文を裁くのが大変なのか、どうもいつもより動きがスムーズにいかないように見受けられます。
でも、あれこれ出てくる話を集約するところによると、昨日鎌倉で同窓会がありかなりお疲れになったのが原因らしいということが分かりました。
私たちが行かなかったらもうお店を閉めるつもりだったとか。
と言いながらも同窓会のお話になると俄然元気を取り戻し、同窓生のどなたの事も全く分からない私たちに「ナントカちゃんがこう言った」とか「ナントカ君はこうでそりゃぁないと思う」とか「私は怒ったのよ」とかいつもの則さんに戻り、張り切ってお話を始めました。
でも一段語り終えるとその後はやはりいつもの則さんより静かです。
これは長居はいけませんとばかりに失礼した私たちを則さんは見えなくなるまで見送ってくれました。

角を曲がり則さんの視界に入らなくなってから
「さてどこかで飲みますか。」
「そうね。」
「どこにする。」
「しおから?」
「いいわね。」
即決でいざ「しおから」へ。
俊さんが開拓した、則さんのお店のすぐ傍のお酒の美味しいお店なのですが、何となく則さんに悪いような気がしてこっそり則さんの姿がないのを確認してから「しおから」に潜り込んだのです。
潜り込むという表現がぴったりの細い通路を通って(豆さんが通れるか心配したほど細い)地下に降りたところにそのお店はあります。
いろいろなしおから、からすみ、うるか、たこわさ、いくら、じゃがバターなどをつまみに焼酎をいただきましたが私はなんと「ねこまた梅酒」というのを見つけてそれをいただきました。

いつもは車の豆さんも今日は電車だったので思う存分飲んでたようでご機嫌でした。
お話の端々に芝鳳会の発展を心から願い、いろいろ考えてくれてるのが分かり、私はお話の面白さに笑ってましたが心の中で嬉し泣きしてましたよ。
鞠さんも素晴らしいアイデアを出してくれるし頼もしい限りです。
鳳昶さん亡き後、俊さんと3人が新しい方たちをどんどん引き上げ、育ててくれてる姿にきっと鳳昶さんも目を細めて喜んでくださってることでしょう。

鞠さんと行動を共にし、同じものを食べ、同じものを見、同じことを聞いたこの数時間でしたが、さて鞠さんのブログにはどんなことが書かれるのでしょう。
書きたいこと、書けないことを振り分けるのが難しいとおっしゃってましたが、さてさて・・・。
今日はなんて暖かなんでしょう。
もうすっかり春です。
これで桜もいっせいに開き始めることでしょう。
窓辺に置いたテレビの上の木彫りの猫ちゃんとキリンさんがゆるやかな朝日を浴びながら
「とってもいい陽気になりましたねぇ。」
「えぇ、えぇ、ほんとーに。」
なんて縁側か川岸の堤防に腰をおろしておしゃべりしてるようです。
こんなお天気が私は大好き。
多少の嫌なことも吹っ飛んでしまいます。

8センチ程の赤茶色地に小花模様がついた猫ちゃんは弓さんのバリ旅行のお土産です。
少し右側に小首を傾げて可愛らしい風情です。
そして18センチ程でベージュ地色に薄茶色の模様(いわゆるキリン模様)がついたキリンさんは八さんのアフリカ出張の際のお土産です。
この二つの木彫りの動物が出身地がまるで違うというのに同じ人が作ったんじゃないかと思えるほど同じ雰囲気を醸し出し隣りあわせで置いておくと丁度お仲間がいるようでほのぼのと楽しそうなんです。
そして猫股父さん作成の花瓶には千葉で摘んできた菜の花がすっくと春のいい香りを漂わせて咲いています。
お部屋の中が春で満々です。
あぁなんて幸せなんでしょう。

束の間の穏やかな時間をしみじみ楽しんだら、さぁお三味線の暗譜が待っています。
頭をスッパリ切り替えて悩ましい苦手な暗譜に取り掛からねば・・・です。
頑張ろう!

珠ちゃんと雛ちゃんのお母様から心のこもったお手紙とお菓子やお米や美味しいお醤油を沢山送っていただきました。
お稽古場の皆さんと一緒に頂戴したり今度のお稽古日に皆さんにおすそ分けしようかと思っています。
同封されていたお手紙は珠ちゃん、雛ちゃんへの愛情があふれており、思わず胸が熱くなるものでした。
遠く離れて暮らしていると親御さんは心配に限りがありません。
子供の方だって親のことが気にならないわけはないのですが、何故か親はいつまでも元気でいてくれるものと勝手に思ってたりして、しげしげと連絡もしないもののようです。
自分が子供だった頃を考えてもそうでした。
便りが無いのは無事な証拠なんて昔から言うところをみると今に始まったことではないのでしょうね。
自分が親になり子供の気持ちと親の気持ちが両方分かるようになると親の恩の深さに胸が締め付けられます。
自分の人生に後悔の無い人なんていないと思いますが、後々後悔することがなるべく少ないように、気が付いたときだけでもいいから親御さんには優しい言葉を掛けてあげてくださいね。
親御さんがお元気なうちにね。
子供がいつも笑顔で幸せにいてくれることが最高の親孝行です。
そして私にできることはというと、このブログを通して珠ちゃん、雛ちゃんのお元気な様子をお知らせしてお稽古日には一杯栄養をつけてあげることかな。

朝から曇りがちで今にも雨が落ちてきそうな空模様です。
土曜日も金曜日と同じように夜までお稽古をして少し皆さんにゆったりとお稽古をしていただきたいと思うのですが、皆さんそれぞれご都合がおありのようでやはり金曜日に集中してしまいます。
今日は日中だけのお稽古でした。

佳さんが折角いらっしゃるおつもりだったのに時間の予定がつかず残念なことでした。

雛ちゃんは30分だけの慌ただしいお稽古でしたが今日は譜面台を置いて本番のように姿勢のチェックなどをしました。
指使いはもう少しのお稽古が必要のようですが頑張り屋の雛ちゃんですから何とか本番までには間に合わせてくれると信じましょう。

郁さんと敏さんは今日も熱心にお稽古にいらっしゃいました。
お二人とも唄の筋がよいので先が楽しみです。
郁さんは端唄もやってみたいようですので今度「深川くずし」「さのさ」などもお稽古しようかと思っています。

樹さんも今日は譜面台を使ってのお稽古をしました。構えも綺麗ですがほんの少し天神が下がっているようでしたので直しました。
4月の会では初めて着物を着ての演奏なのでちょっと心配です。
お家で着物を着てお稽古をしてみたらいいんじゃないかしらね。

4月の会には香さんも唄で参加するのですがいつも男性と同じ本数(キー)で唄うので6本の「夜桜」は大丈夫か心配だったのですが不思議なことにこの曲に限っては無理なく出るのでご本人もきっと気持ちよく合唱に参加できることと思います。
去年も参加なさった正さんと並んで今回、香さんは三越初舞台です。

金曜日はお稽古開始時間からずっと通しで切れ間無くお弟子さん達がみえて、充実したお稽古ができました。
この日から正式にお稽古を始めることになった敏さんは先日見学にお見えになった時に「里を離れし」を少しお稽古したのですが、もう覚えられたのでこの日は「春霞引くや」を入れました。

2月に入られた郁さんは「梅は咲いたか」をとても気持ち良さそうにお唄いになります。
この日は3曲めの「木曽しぐれ」を入れました。

博さんはテニスのコーチを長年やってらっしゃっていつも元気溌剌です。
「里を離れし」「腹の立つとき」バッチリできました。
お忙しくてお稽古もお休みがちですが細く長く続けていただきたいと思います。

せっかくいらした都さんは御用事でお月謝だけ置いてお帰りになりました。

和さんもおはぎを置いてコーヒーを飲んでお帰りになりました。

鞠さんは「おその」のお稽古始めました。
「浜町河岸」の替手もバッチリです。
ひとしきり先日鞠さんが言うところの「パッパラパー症」になってしまった猫股さんの話題で盛り上がり皆さんとても心配そうでした。
この日も愛する旦那様の猫股さんを案じて早めの退却となりました。

やはり今月からお稽古を始めた弥ちゃんはご実家から新鮮なお野菜を沢山抱えてお見えになりました。
さっそく焼いたり茹でたりサラダにしたりと皆さんで美味しく頂戴しました。
弥ちゃんは、なかなか唄の勘がいいので楽しみです。
「からかさ」3番まで微妙に節が違うけどきっとできるでしょう。

風邪気味の珠ちゃんは赤いお顔で登場、心配しましたが食欲はあるようなので大丈夫ね。
このところ4月の「夜桜」に集中ですが私は安心していますよ。

俊さんは久々に「水たまり」のお稽古です。
「ほたる茶屋」の替手は「夜桜」の舞台が終わってからお稽古をすることにしました。
この日はまたお仕事に戻るようで早目のお帰りでしたがお体にはくれぐれも気をつけてね。

池さんは「僕も出たかったなぁ(4月の会)」なんて可愛いことを言ってくれました。
これから沢山機会がありますから頑張ってくださいね。
「夜桜」のお三味線がもう少し軽やかに弾けるようにしたいですね。

弓さんはお三味線を始めたばかりなのになかなかの努力家できちんとした芸風に思われます。
楽しみです。

豆さんは「吉三節分」を入れました。
「獅子頭」以来苦手分野を克服したようでこれからますます楽しみです。
今度「夏景色」やりましょう。

八さんは「かわず」のお稽古。
八さんは音を採るのは我が社中1,2の早さです。
お忙しいにもかかわらず、すぐ覚えてしまいます。
この日は余程お疲れだったのかzzz・・・のビージーエムが聞こえました。

樹さんは先日のお名取式に参加できなかったのでこの日私からお渡ししました。
「夜桜」の最終チェックで納得できないようですが自分に厳しいのはとってもいいことよ。
先日、池さんが「佳さんの夢って何でしょう」っておっしゃってらしたとか。
佳さんはその答えを4月の会の打ち上げの席でお話してくださるそうですが、あらためて自分に置き換えてみると以外に難しいものです。
というかこの頃は真剣に考えたことが無い様に思えて恥ずかしいことです。
私も若い頃はしっかりした目標があってその夢の実現の為に多少の困難はものともせず、がむしゃらだったような気がします。
今思うとよくもあんな状況の中でやってきたものだと思うこともあります。
紆余曲折を経てその当時の夢を実現することはできませんでしたが、いろいろ経験できたことは大切な財産になっているとその後の様々な場面で感じることができます。
人生半ばになって、さてこれからの私の夢は?と考えた時、やはりそれは一つの究極の答えにたどり着くように思います。
それはというと人生の終わりを迎えた時、周りにいる私の大切な人たちにこう言うのです。
「ありがとうね、先に行くから後からゆーっくりいらっしゃいよ。」
できれば右手を一寸振りたいな。
よく聞き取れないかも知れませんがきっとそう言いますからね。
その日が来るまで今自分にできることを精一杯頑張りましょう。
私の周りにいる人たちがいつも笑顔でいられるように私ができることをさせていただきましょう。
先にあちらに行ってしまわれた方たちにお土産話を沢山持って行きましょう。
ということで明日も楽しくお稽古をいたしましょう。
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
春日とよ芝鳳
性別:
女性
自己紹介:
お江戸東京は麻布飯倉と日本橋で小唄のお稽古をしています。
ご興味のあるかたは是非ホームページをご覧ください。
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
最新トラックバック
バーコード
"春日とよ芝鳳" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.
忍者ブログ [PR]