前回の予定では一日だけの参加予定だった弥ちゃんが、変更することによって二日とも参加できることになりメデタシメデタシです。
ひょっとして、この変更は弥ちゃんの願いが通じたのかな?
金曜日から3日間お稽古がありましたが、久しぶりに雛ちゃんがいらっしゃいました。
相変わらず華やかに綺麗な雛ちゃんは、風邪も大分治ってきたようで食欲もありますから、もう大丈夫でしょう。
先日の「鬼太郎妖怪占い」を仙台のお母様もやられたようで、結果は私と同じ「砂かけ婆」だったそうです。
なんだか身内のような気分です。
社中の方たちの結果もよくご存知のようですので、その後明らかになった情報を雛ちゃんのお母様に追加でご報告いたしましょう。
則さんは雛ちゃんと同じでした。
八さんは「猫娘」
池さんは「一反もめん」
弥ちゃんは・・・なあに?
弓さんもやってみて。
土曜日にわざわざ「たけのこご飯」を作って持ってきてくださったのに、玄関からお入りにならずお帰りになった香さんが、日曜日にタチバナへお稽古にいらっしゃいました。
足の具合がなかなかスッキリ良くならないとみえて少し痛そうです。
いろいろな治療をなさっていらっしゃるようなのですが一進一退のようです。
早く良くなっていただかなければならない大事な方ですので、火曜日にプラセンタ注射にお連れしようと思います。
なんとその日は我が社中の夏合宿と重なってしまいます。
ビックリ!
どうしましょう!です。
が、「ゆかた会」に参加しないわけにはまいりません。
かといって今から合宿の日をずらせるかしら。
とにかく帰って「杉の宿」さんにお電話をしてみました。
幸いにも次の週とその次の週を押さえることが出来ました。
後はお弟子さんたちのご都合が付くかどうかです。
Tシャツはなかなかいい感じに見本があがってきましたが皆さんが行けないんではどうしようもありません。
来週の月曜日に「杉の宿」さんに日を連絡することになってますが、皆さんいかがでしょうか。
月末はお休みしにくいというのでしたら9月7日(金)から9日(日)ということにしましょうか?
それとも8月31日(金)から9月2日(日)がいいでしょうか?
ご意見をお寄せくださいませ。
どうしても駄目な場合だけ言っていただけたらまとめやすいと思います。
A案 8月31日(金)から9月2日(日)
B案 9月7日(金)から9月9日(日)
そのお仲間のお一人お一人がそれぞれユニークでいつも笑いが絶えることがありません。
随分若い頃、多分学生だった頃にお友達と共に笑い転げている私達に「箸が転がっても可笑しい時だわね。」と言ったおばさんがいましたが、どうやらその時期に限ったことではなさそうです。
私のお弟子さんのあいだでは周知の
「あぶり出しはがき」
「オー型挙手」
「ドンゴラ」事件
という数々の話題を提供してくださる某師匠がまたもややってくれました。
新幹線の窓から見える富士山があまりにも立派だったので携帯に収めようとしたところ写ったのは何故か座席のシート。
ここで普通なら気が付くところなのでしょうが、そのかたは「あれぇ?なんで」ともう一度しっかりと富士山をレンズに捉えてシャッターを押したそうです。
今度こそはと自信があったのに写っていたのはなんと御自分のアップのお顔。
携帯の向きが逆だったのでした。
気が付いた時にはもうすでに富士山は見えなくなっていたそうな。
絶対にそんなことはしそうもない落ち着いた上品な方ですから余計に笑えるのです。
今日のNHKのお稽古後のお話。
ある方が夜中にトイレに行こうとドァを開けたところ寝ぼけてて顔にドァをぶつけてしまったと話してました。
これを聞いた某師範(この方は相手を庇ってあげようとするつもりが何故か御自分がドツボにはまってしまうという可愛そうな展開になることが多い)が言いました。
「あらぁ、寝ぼけてなくてもよくあることよ。ねぇ。」
と私に同意を求めたのが失敗でしたね。
「そんなことめったにあることじゃないわよ。」
あっさり否定されてしまったのでした。
これは先ほどの某師匠ではない某師範のお話です。
先日、私の軟骨を食べた方でもあります。
先週はあまりの目の痛さに眼科に行ったところ目に7センチから10センチ(目撃した人によって何故か随分と差があった)もの髪の毛がトグロを巻いて入っていたそうです。
どうすればそんなものが目に入るのか不思議でしょうがありません。
中には笑えるものも随分ありますが(半分以上?)すべて池さんに対する愛情が感じられて私もほのぼの嬉しいのです。
肝心の池さんからのコメントが無いのはすべて「おまかせ」ということなのでしょう。
ま、秋のことですのでゆっくりと決めましょうね。
ゆっくり、ゆったりという意味で「悠」という字が好きなのですが、栄芝先生のお弟子さんにそのお名前の方がいらっしゃるので・・・
「鳳」が入りますから同じにはなりませんが、やはり別のお名前がいいように思います。
最初は池さんのお名前をそのまま付けるつもりでしたが、縦に書いた場合「鳳」の下は安定感があるほうがいいようにも思いますので、その意味では鞠さん、豆さんはなかなかいい案を出してくださってるようです。
その中では「雀」「空」なんて素敵ですよね。
どちらも男性的で「鳳」とは合いますよね。
さてさてどんなお名前に落ち着きますでしょうか。
楽しみですね。
まだ私にもそう言える母があることを心から感謝いたします。
80歳になった私の母は父亡き後、今は田舎に一人で暮らしています。
おかげさまで取り立ててどこが悪いというところもなく元気でいてくれますので娘としては何よりと喜んでおります。
時々母お手製の漬物や味噌、美味しい鮭や筋子などいろんなものを送ってくれます。
今週は「ちまき」が届くことになってますが、季節の折々の新鮮な味は東京では絶対に手に入らないものばかりで親心に感謝なのです。
お稽古日に皆さんで食べられるようにと曜日も選んで送ってくれますので本当にありがたいことです。
我が家にみえるお弟子さんたちのお母様も離れて暮らす我が子をさぞや心配していらっしゃることでしょう。
皆さん親孝行してね。
今日タチバナでのお稽古に久々にいらっしゃることになっていた雛ちゃんは風邪でお休みでした。
また出張が控えているようで無理はせずにゆっくりおうちで休息するのが一番です。
今週の金曜日にはお稽古にみえるようですので「ちまき」取っておきますね。
早く元気になってね。
長袋はシックな古代紫の色をお選びになりました。
ご本人が「70の手習い」とおっしゃってましたが1の糸、2の糸、3の糸に指が当たるようになるまで少し時間がかかりそうです。
若い方と違って理解するのに何倍もの時間を要するかもしれませんが楽しく一緒に頑張りましょうね。
俊さんは珍しく早くにお稽古にいらっしゃいました。
美術館めぐりをした後にお稽古をして、4時からは歌舞伎見物となかなかにお忙しそうです。
その後会社に戻って又仕事をするそうで、その辺が俊さんらしいところです。
敏さんはお三味線歴が長く、新しい譜面でもすぐお弾きになりますので即戦力として頼もしい限りです。
唄も次のお稽古日にはしっかり入ってますので私も随分楽をさせてもらえます。
弥ちゃんはエステティシャンですが売り上げ成績が評価され表彰されたそうです。
その報奨金でみんなにシュークリームを買ってきてくれました。
私には母の日だからとお花もプレゼントしてくださいました。
その心遣いがとっても嬉しいです。
和さんはいつものようにお月謝とお菓子を置いて、私が用意したお漬物を持って慌ただしくお店にお帰りになりました。
なかなかお稽古ができませんが、それでも何かの会があるときにはバッチリ覚えてくれるので集中力があるのでしょう。
久々にいらした香さんは夜の部のためにシューマイを沢山作ってきてくださいました。
香さんのシューマイは絶品です。
どこで食べるものよりも美味しくふわふわなのです。
鞠さんは十八番のきくらげたっぷりの美味しいチャンプルーを作ってくれました。
鞠さんはこの頃土曜日組だったので八さんが懐かしがってたのが面白く、仲良し家族の仲を裂いたみたいで少し申し訳ないような気がするのです。
みんながお三味線を始めたので八さんもこの際一緒にお稽古をしませんかと言ったのですがなかなか決心がつかないようです。
プライドが高い八さんはお三味線ごときに四苦八苦している姿を私達に見せたくないのかな?
と挑発してみましょうか。
樹さんと池さんはその後お話が弾みなんと午前3時までの御逗留となりました。
ま君の帰りも遅く、お互いに
「こんな時間まで何やってんのー!」
とびっくりしあったのでした。
若い方たちとのお話は新鮮な発見があり楽しいものです。
池さんの秋のお名取が決定しました。
座りのよい風格のあるお名前を考えたいと思います。
土曜日のお稽古は珠ちゃんと豆さんのお二人でした。
珠ちゃんも随分お三味線がしっかりしてきました。
勘所がもう少しですが姿勢も綺麗ですし益々頑張ってほしいものです。
妖怪占いでは唯一の「鬼太郎」ということで随分喜んでましたが、ちなみにご主人は「一反もめん」でした。
豆さんは立派な譜面のファイルを持って登場しました。
今まで鳳昶さんや私が何回か譜面入れをあげたにもかかわらず何処やらクタビレタような譜面を持ってきていたのが嘘のようです。
こういうところに芸にたいする姿勢が感じられて師匠はしみじみととっても嬉しいのです。
芝鳳会はその広い肩にかかってますのでしっかり頼らせていただきますね。
さて明日のタチバナでのお稽古に久々に雛ちゃんがいらっしゃる予定です。
出張があったり忙しく、このところお休み勝ちだったので明日は新しい曲を2曲くらい入れましょうかね、雛ちゃん。
どれに当てはまってもあまり嬉しくはないのですが、やってみてびっくりしました。
なんと家族四人のうち三人が「砂かけ婆」、一人が「ねずみ男」と出ました。
私は何の因果か「砂かけ婆」ということで・・・
あまりこんな占いをしたことなど言いたくなかったのですが一家に「砂かけ婆」が三人もいるとなると、想像しただけで賑やかでうっとうしくもあり実際笑えます。
「砂かけ婆」が三人寄っても「ねずみ男」一人の悪知恵には敵いそうも無い様に思え、我が家の「ねずみ男」の本性はこうであったのかと考えさせられるのです。
勝手に「ねずみ男」にされた本人には迷惑な話ですが全く的外れとは言えないところもあって、やはり考えさせられるのです。
それにしてもおもしろい占いがあるものです。
以前に八さんがお持ちになった「動物占い」はどこかほのぼのとして楽しいものでした。
あれからまた新しい方達が入門なさいましたので、もしまだお持ちでしたら、またみんなでやってみませんか?
今日は7時から浪曲を聴く会です。
浪曲は子供の頃、祖父や父がよく聞いていたこともあり耳には馴染みがあります。
久々に聞く節回しは迫力があり飽きさせません。
あまり広くない店内にはお客様がびっしりで、殊の外暑かった今日はあまり冷房も効かず演者は汗だくの様子です。
お客様の中には見知ったお顔も何人かいらっしゃってて今日は政治評論家の佐高氏と石川氏もいらしてましたが、このお二人が以外に仲が良いということを初めて知りました。
石川氏は早目のお帰りでしたが、佐高氏とはその後ご一緒にお酒をいただきました。
ご出身が山形ということも初めて知りました。
テレビで見る限りではいつもとんがっているイメージがあったのですが間近に見る佐高氏はとっても気さくで可愛いおじさんでした。
アサヒビールの会長さんは今日もカウンターで生ビールのサービスをしてらっしゃいましたが、どうやらここのママが一番気兼ねをせずにいられるお相手のように見受けられます。
芸者さんの辰美さんも今日は最初から「普」さんにおいででしたがやはり芸者さんの気配りには見習うところが沢山あります。
置屋さんもしてらっしゃる辰美さんに帰り際
「芸者さんになりたい人がいたら紹介してください」
といわれました。
どなたか我と思う方はいらっしゃいませんか?
私がもう少し若かったら・・・ねぇ。
ところで小唄を見学したいという方がいらっしゃったんですが、お酒の席での約束は全くあてにならないことは今までの経験でよくわかっています。
でも今日お会いした福さんとおっしゃる方はとても信頼できそうにお見受けしました。
今月中にご連絡があるようですので楽しみにお待ちすることにします。
豆さんお疲れ様でした。
おかげさまでいろいろな方と交流ができて楽しいひと時を過ごすことができました。
「ホタルイカ・・・」は期待通りに美味しかったのですが「軟骨・・・」は口に入れた途端「ウッ!?」
軟骨じゃないんじゃないかしら?。
硬い骨そのものです。
手の中指くらいの太さがあり(こんな軟骨ごときに負けてたまるか)とばかり、四苦八苦しながら噛んでみようとするも無理。
お友達の方は品良く小さいのをお口に入れたらしく私の奮闘振りが不思議でならない様子です。
事情が分かった彼女は噛む力自慢を始めました。
歯医者さんに「すごいですねぇ。噛む力が強いですねぇ。立派ですねぇ。」
さんざん褒められたとか。
「あまりそういうところを褒められても、ねぇ。」という彼女に
「そうよねぇ、それじゃまるで原始人みたいじゃない。」
「そこまで言われてない!」
とか馬鹿な話をしつつ再び口に入れたのは、またもや硬い軟骨(やめればいいのに・・・)
「こりゃぁダメだわ」
とお皿に置いたその軟骨を・・・私の口に入ってたのを知らなかったわけじゃないでしょうに、止める間もなく彼女が自分のお口に・・・
目がテンになった私に、彼女は噛む力の強いところをしっかりご披露してくれたのでした。
それにしても他人の食べ残しを食べるって、よほど死にそうに空腹の時か、我が子に対するような愛情が無ければできない事ですよね。
昨日から彼女に肉親のような感情を覚えて我ながら不思議でしょうがないのです。
ゴールデンウイークも終わりやっと日常が戻ってきました。
あまり長いお休みは好きではありません。
子供の頃は夏休みや冬休みがやってくるのがとても楽しみだったのに何故でしょうね。
お休みを利用して実行してみたい楽しみが無いせいでしょうか。
本当にお休みでなければできない楽しいことって思い浮かびません。
毎日がお稽古や演奏会にと追い立てられてる状態が実は私にとっての楽しいことなのかもしれません。
かもしれませんじゃなくてやっぱり追い立てられてる状態が以外に好きなのです。
時間ギリギリまでのんびりしててこれ以上は無理っていうところで集中するのって楽しいですよね。(おかしいですか?)
ギリギリまでのんびり、といっても何もしないわけではなく、これからの事を頭の中でシュミレーションをして一番良い進め方を段取るのです。
ですから動き出したときには完成予想図が見えてるわけです。
そんな大層なことではありませんが、食事の準備にしても献立がきまったらもう仕度ができたも同じことでテーブルの上のお皿を頭に浮かべて順序立てて、ただただ作るだけ。
頭の中には完成予想図ができてますから迷いがない分手早くできるわけです。
無駄の無い行動でやり遂げたときの達成感ってちょっとした芸術家の心境です。
「クッ!どうだ!」みたいな。
なんだか書いててあまりの単純な自分に気が付いてしまいました。
こんなことを書くつもりはなかったのにどうしたことでしょう。
でも実はいつもそう、今日だって「長いお休みは好きじゃない」っていうことだけは頭にあったものの後は気の向くまま(いい加減でごめんなさい)
近頃頓にボーとなっている我が思考を整理するためにパソコンに向かってるような気がしています。
こんなつまらない文章にコメントくださる皆さん、これからも宜しくお付き合いくださいませね。
「どうした拍子」の唄は随分お家でお稽古をなさっとみえて、かなりいい感じになってきました。
後半の難しい音もしっかりできてました。
その後「三社祭」「夏景色」のお稽古もしましたが「三社祭」は以外に苦戦していらっしゃいます。
台詞があって難しいと思える「夏景色」のほうが何故か唄い易いとおっしゃいます。
お三味線にもご興味があるようなので今日は少し指掛けと膝ゴムを使って「里を離れし」の最初のところをお稽古してみました。
「70の手習い」とおっしゃいましたが思い立ったが吉日とも言いますから大丈夫ですよ。
というわけで郁さんも晴れてお三味線のお稽古をすることになりました。
期限を切って追い立てられるのが嫌ということですので、気を長くのんびり楽しくまいりましょう。
日曜日はタチバナでのお稽古に正さんがおいでになりました。
「どうした拍子」の最後の「好きーぃぃなのーぉぉよ」に苦労していらっしゃいます。
「夏景色」の「おっと山車ぁ土佐坊少将だぁ」の部分はかなりお気に入りのようにみえます。
台詞は恥ずかしがってたらいけませんので思い切ってやってみましょう。
でも「少将だぁ!」の「だぁ」があまり口を大きく開けると無防備に見えますから程々にとアドバイスしました。
そしてお三味線は「白扇」です。
正さんが
「これはハクセンナガシの事を唄ってるのですか?」
とお聞きになりました。
「ハクセンナガシ?」
何だか何処かで聞いたような気がしますが、どうも古典的なイメージではないような気がします。
「ハクセンは白いお扇子のことでご祝儀の唄ですよ。」
「男の子のことを唄ってるように思うのですが」
「?・・・! 正さん、それはもしかして卒業式にセーラー服の白い線を川に流すっていう、あれ?」
「ホホホ・・・」
どうやら以前テレビドラマでご覧になったと思われる「白線流し」のことのようです。
正さん!
お若い!
私は全くそんなこと思い浮かびませんでしたよ。
正さんのお稽古が終わりタチバナの広い3階に一人でいると奥のほうでお茶のお稽古を終えた鳳昶さんが今にも「お稽古お願いしまーす」とお三味線を持って私の前にお座りになるような気がします。
「寿鶴」「涼み舟」「空蝉」「楽屋をぬけて」
まだどなたもお稽古してない曲ですが素敵な曲ばかりです。
たっぷりと自主トレいたしましたよ。
今度機会があったらお稽古しましょうね。
郁さんをはじめ俊さん、弓さん、池さん、珠ちゃん、八さんはいつもより早めにおいでになり、豚ザルも思いのほか早く食卓に並ぶことになりました。
弥ちゃんもお皿が空になる前に何とか間に合い、樹さんも急遽参加と相成りました。
もうみんなが夏合宿の課題曲にしっかり取り組んで頑張ってくれてます。
他の方のお稽古中でも後ろでお三味線を弾いてお稽古をしてますのできっと凄い力になることと思います。
雛ちゃんも早くお稽古しましょう。
みんな待ってるわよ。
珠ちゃん、俊さん、八さんは早めにお帰りになり残ったのは樹さん、池さん、弓さん、弥ちゃんの4人。
4人とも夏合宿は初体験ですので前回のビデオを見ましょうということになりました。
その前に「初紅葉」のビデオも見ましたので終わったのは午前2時をまわってました。
樹さんが「遅くなりますので失礼します。」と言ったのですが、もうすっかり遅くなってましたね。
でも若い方たちとのお話は明るくて楽しいものです。
池さんから秋には「お名取」宣言がありましたが、あれは酔ってて覚えてないなんてことはないでしょうねぇ。
早いものであれから一年が過ぎました。
一年前の丁度この日は金曜日で我が家のお稽古日でした。
その日が鳳昶さんとの最後のお稽古になってしまうなど考えもしませんでした。
いつも変わらず正確に12時53分にお稽古にいらっしゃる清さんと、お茶を飲みながら世間話をしていると玄関のドァが開き「こんにちわー!」と明るい声でお元気に登場するのが鳳昶さんでした。
その日もいつもと変わらずお元気にいらして、その頃清さんがお稽古してらした「夕顔」の低音をお隣で弾いたり、ご自分は6月の国立劇場での出演が決まっていた「戌の春」のお稽古を中心にたっぷりお三味線もなさり全くいつもと変わったことなどなかったのです。
鳳昶さんがもうひとつ熱心にお稽古をなさってた茶道のお話や息子さんのお話も尽きることなく楽しく時間を過ごし、夕方いつもと変わらずお帰りになったのでした。
マンションの外まで送った私に角を曲がるまで手を振っていた鳳昶さんの姿がしっかりと残っています。
その次の日はタチバナで茶道のお稽古があり、鳳昶さんは「ま」君が最初に仕入れてお買い上げいただいたクリーム系のお召しのお着物でしたが最初はお着物の色が反射しているのかと思われたのが、そうではなく体調が悪いのは明らかなのでした。
お稽古が終わり「霞ヶ関駅」までお送りしたのが本当に鳳昶さんとのお別れになったのです。
そして何故か鳳昶さんと智浩さんが私達の車が見えなくなるまでお見送りしてくださった姿がはっきりと今でも思い出せるのです。
その日はそれでも最後までお茶のお稽古をしてくださいましたので未だにこの事態が信じられないのです。
今日はあの日に私が着ていたかもしれない着物を着て鳳昶さんが大好きだった「芋ようかん」をお茶うけにしましょう。
鳳昶さん一緒にいただきましょうね。
昨夜は若いお弟子さんが遅くまでいらして前回の合宿のビデオを一緒に見ましたが、その中で鳳昶さんはしっかり芝鳳会をまとめてテキパキとお元気でした。
鳳昶さんのご主人様もデジカメでこまめに皆を写してくださってチームワークばっちりの楽しい合宿の様子が思い出されます。
今年の合宿にご主人様は参加してくださいますでしょうか。
鳳昶さんがいらっしゃらなくても私たちは家族のつもりなのです。
豚一頭を3人位で分けいろいろなお料理に利用するのですが一番好評だったのが「豚のざる」でした。
田舎の我が家では外で火をおこし、大きな鍋で当時まだ元気だった父が煮て味付けをするのが常でした。
かなりの量の「にんにく」を入れるのが美味しく作るコツの一つですが、これをすりおろすのが母と私の役目でした。
このお料理を私も東京で随分作りましたが皆さん初めて食べるお味にもかかわらず、いつも好評をいただいてきました。
豚の骨付き肉を食べやすい大きさに切り、アクを丁寧に取りながら水(かぶるくらい)から煮て、アクが出なくなったら、自家製味噌どっさり、にんにく(大量に)、唐辛子、胡椒、はちみつ、お酒、あればオレンジジュース少々を入れて暫らく煮ます。
味噌がとろっとしてきたら出来上がりなのですが、煮ているうちにお肉が締まって小さくなるので大人数で食べるためにはかなりの量が必要となります。
大体食べるものは総じて重いものが多く、他の買い物もした場合お肉2キロ近くと一緒に持ち帰るのは並大抵ではありません。
この頃、夜の部参加者が多くなってきて、なかなかメニューに載せるのが難しい状況になっておりました。
明日は幸いと言っていいのか残念ながらと言っていいのか夜の部が少ないようなので久々に作ってみようと思い立ちました。
明日いらっしゃる方達どうぞお楽しみにね。
最終章の最終回が今朝放映されました。
もう何度も見ているのに、そのたびに涙が止まらなくなります。
何時も思うのが(この後たった一人っきりでこの小さな大五郎ちゃんはどうなるのだろう。)
荒野に立ち尽くす小さな大五郎ちゃんの姿に、親を亡くした心細さは如何ばかりかと思うと、いても立ってもいられないほど胸が締め付けられるのです。
それほど「大五郎」になりきった「小林翼」君の演技は素晴らしいものでした。
そしてこの放送が終わるといつも暫らくの間、呆然としてしまいます。
我が子でもないのに(あぁ、明日から大五郎ちゃんに会えないんだわ。)と思うと、とっても切なくなるのです。
今は大五郎役の翼君も小学3年生になりました。
朝8時からの「日本語であそぼう」という番組で元気な姿を見ることができますが、時々「義太夫」の語りなどに凄い才能を感じてびっくりします。
番組の中では詩の朗読があったり、野村萬斉さんとの狂言があったりしますが、成長期に良い番組に出会えた運の強さを感じます。
日本の芸術文化をいっぱい吸収してしっかり身に付け、今後更に大きく羽ばたいてほしいと願う、まるで離れて暮らす親心の心境なのです。
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