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小唄 春日とよ芝鳳のブログ
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どうにも則さんが気になりパンケーキと糠をお土産に(糠はお肉を柔らかくするための隠し技らしい)銀座へ行ってきました。
思いのほか母上もお元気そうで一安心です。
則さんはと言うと「まぁー!先生!」と言ってお店から飛び出していらっしゃいました。
私の顔を見るなり「Nさんと喧嘩しっちゃったの。」と話し始め、お仕事の手は当然止まってしまいます。
どうも私の顔を見た途端に則さんの頭の中には話しておきたい事柄が何点かに絞られたようで、Nさんとの喧嘩の話はきっとその第一に挙げられる事件だったのでしょうが母上に「くだらない事を言うんじゃありません!もう!産まれたまんまなんだから!」ときつく戒められその場は残念ながら言葉を飲み込んだようでした。
次に「先生!いいお話なんです!」の後に続いたお話というと「Sさんのお母さんを抱えた介護の人がお母さんを落っことしてその上に自分も倒れてズーっと滑って、お母さんは骨折しちゃったんです!」とSさんのお母さんが入院したお話を長々とはじめました。
いつになったら「いいお話」とやらになるのかと思いながら根気よく聞いていましたが結局分からずじまい、?の一段でした。次に「この間、綺麗どころが来るって待ってたらしいんです!」「・・・?」
若草ライブの後則さんのお知り合いのお店に行こうかという話が出たことは確かでしたが予約はしなかったはず。
でもどうしても今日私を連れてそこに行きたいとおっしゃいます。
時間はあまりありませんでしたが熱心なお誘いを受け、折角なので伺うことにしました。
その道々に先程話そびれた「喧嘩」の続きが又復活です。
自転車を押しながら興奮気味にお話するので私はどんどん道の端に追いやられそうになり、道を間違えるんじゃないかと気が気じゃありません。
私も以前から知っている、喧嘩相手となったNさん、この方もなかなか気丈な強い方のように思ってましたから則さんと丁々発止遣り合ったらしいことは容易に想像できます。
数十年前の事と思われる事まで引き合いに出し、お互い言いたい放題だったようで長々と続くそのお話に、ついに私は「どっちもどっちじゃなぁい?」などと言ってしまったのでした。
私の意見などはそれこそどっちでもいい事で言いたいだけ言ったらもうスッキリしたようです。
松坂屋の裏にある「佐人」という日本茶を飲ませてくれるというそのお店はとてもスッキリとした品の良いお店です。
そこでお雑煮と美味しいお茶をいただきましたが、こんなに美味しいお茶は久しぶりです。
ふと鳳昶さんと智浩さんがお茶のお稽古をしてくださってた頃を思い出し胸が熱くなりました。
帰り道でも則さんは絶好調で、知り合いの方からの縁談話(奥様を亡くした54歳の男性)で、芝鳳会の独身女性をどうかというのですが、則さんが「私じゃどうかしら?」と言ったのに対し母上が「あんた!何言ってんの!安売りするんじゃありません!」とおっしゃったとか。
嬉しくなる程浮世離れしたお話ですよね。
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昨年の3月3日のお雛様の日に小唄のお稽古を始めた樹さんが今日で丸一年を迎えました。
お若いのに、とても律儀な方できっちり正座して「一年間ありがとうございました。二年目も宜しくお願い致します。」と御挨拶してくださいました。
真面目で気遣いのできる若者で、よそのお師匠さん達のお覚えもめでたい樹さんはお稽古もとても熱心に取り組みますので、この一年で随分上達しました。
いつも珠さんが良きライバルとして存在してることも上達の一因と思われますが今後、雛ちゃん、弓さん、池さんの登場で更に芸に磨きがかかることを期待します。
今日はタチバナのお稽古日で「夜桜」の合唱に参加する方たちが(鞠さん、香さん、麗さん、樹さん)いらっしゃったので並んでお稽古をしました。
1対1でのお稽古と違い大勢だと自分の音や声がなかなかはっきり掴めず不安になりますが、慣れるとどんなに周りで音が氾濫していても自分の音だけ聞こえるようになります。
会の前にはできるだけ大勢でのお稽古に参加をして雰囲気に慣れるようにしましょうね。
もうすっかり春の訪れをおもわせる陽気に気分も浮き立ちます。
とうとうこの冬は雪を見ることなく春へ移行となりそうです。

そんなウキウキした気分とはうらはらに、このところ則さんからのお電話がなく段々気になってきました。
なにしろ二日と空けず特別な用事がなくても「あ、もしもし先生ですか。母もこのところ元気がでまして、私も一生懸命お店を頑張ってやっていこうと思ってます!」というような決意表明とも取れるお電話をくださっていたのが、ここ10日程というもの梨のつぶてなのですから。
でもお電話をしてみて気が付きました。
できなかったのだと思います。
母上とご一緒にお店を切り盛りしていくことの大変さは時々お店に伺った時にも垣間見ることができ、大丈夫かしらと心配してましたが、この時期に色々なことが重なったようで、小唄のお稽古どころではないのでしょう。
何とかしてあげたいと思うものの、私にできることといったら、お店に食べに行くぐらいしかできません。
以前からお弟子さん達で「則さんのお店を繁盛させるには」をテーマに色々議論して、なかなか名案と思えるものがあったのですが、そこは銀座の老舗のプライドが邪魔をして実現できなかったのです。
といって、みすみす手をこまねいて見ているしかできないのかと心が落ち着きません。
お電話の最後に「夏合宿の頃からまた伺います。」とおっしゃっていたけれど、それまでご一緒にお稽古ができないのはとっても淋しいわ。
お稽古はしたいものの他の人の前でお稽古をしたくないというとっても恥ずかしがり屋の都さん。
二人で相談の上で出稽古をすることにしました。
そして今日がその初日です。
白金台までお迎えにきてくださって向かった都さんのお宅は、さすが白金という素晴らしい佇まいです。
大きなワインセラーもあり、優雅なお暮らしぶりが窺えます。
広いリビングに案内され、「梅は咲いたか」「腹の立つとき」「佃流し」の唄のお稽古をしたのですが、メロディもきちんと取れるのに恥ずかしがり屋の都さんはやはりお一人で唄うことを嫌がります。
もったいないと思いながらも少しづつ時間をかけて慣れていただこうと気を長くすることに致しますので都さん御安心くださいね。
「里を離れし」のお三味線のお稽古も難しい手を難なくこなしてしまうので、もっと熱心にご自分でお稽古をしたら上手になるのにと、後は都さんの奮起に期待をしたいところです。
お稽古が終わって二人で向かった先は、麻布台「うちわ」。
都さんが予約してくださってましたのでお席がありましたが、今日も満席。
「うちわ」のママ、和さんも頑張ってます。
お酒をいただいて今日の都さんはいつになく明るいことに気が付きました。
大切なご主人を亡くしてから、ずっと塞ぎがちだった都さんでしたが、何か分かりませんが心に小さな灯りが灯ったのではないかと想像します。
巻き髪の素敵な都さんですから周りの人が振り向くような明るさと華やかさを湛えていつも幸せであって欲しいと願います。こんな夜は八さんと遭遇することが多いのですが今日は残念ながらお会いすることはありませんでした。
昨夜、といっても日付は今日に変わっていましたが、我がブログを開こうとしたところ急に巨大な文字が現れたり、意味不明の画面になったかと思うと次には繋がらなかったり。
あれぇ・・・?
ははーん!
これは私が寝た頃を見計らって猫股亭で鞠さんが何やら私のブログをいじってるに違いない。
時計は2時近いし・・・。
むふふ、それでは明日を楽しみに休むとしましょう。
鞠さんが色々私の為に心を砕いてくれてるのに申し訳ないですが、「よろしくね」とお布団にもぐりこんだのでした。
そうして予想した通り、朝にはすっかり模様替えも終了して春爛漫の絵になってました。
絵文字も使えるようになって一段と楽しくなってます。
なんという贅沢なことでしょう。
私の思いの一歩も二歩も先を行ってくれて、私の気付かなかったことをさりげなくやってくれるのです。
こういうことを「粋」と言うのでしょうね。
思えばうちのお弟子さんは「粋」な方が多いように思います。
さりげなく他の人を思いやり、押し付けがましいこともなく、協調性もあり、スッキリした方達ばかりです。
こういうお弟子さん達に囲まれて、つくづく幸せを感じます。
でもこれも鳳昶さんが基礎を作ってくれたように思えます。
きっといつも皆を見守って優しく微笑んでいらっしゃるに違いありません。「鞠さん、偉い!」って。ネ!。
かねてから行く機会を窺っていた虎ノ門のとある眼科で行っているプラセンタ注射。
この痛みなのだから誰にも遠慮はいらないでしょう。
しかもここまでの痛みは私にとっては、そうめったにあることではない。
試みるには丁度良さそうと夕べからわくわくしていたのだが朝になっても幸い?痛みは治まってない。
洋服を着るのさえままならない。
このままだったらお稽古の時に帯が締められないかもしれません。
そりゃぁ大変だ、とかなんとか理由を付けていそいそと出かけたのでした。
何でここまで言い訳がましくしなければならないのかと言うと以前その眼科の受付で目にしたプラセンタの説明に「シワ シミ クスミを改善」などと美容に良いというような事柄が並べてあったので何となく後ろめたい気持ちがあったからなのです。
女のこの気持ちわかります?
誰でも綺麗になりたい気持ちはあっても、整形とか注射とかにはやはり抵抗があるわけです。
というわけで後ろめたさは置いといて痛みを和らげる為だけに目出度く注射をしていただくことになりました。
女医さんは「固いですね、三本しましょう。これでまだ痛かったら三、四日後にまたきてください」と右肩に集中的に注射をした後、私の手のひらを上に向け気功のようなことをなさいました。
あっという間に治療は終了です。
注射三本で三千百五十円也。
これで楽になったらあんまりです。
ところが、その足で浅草へお稽古に行き、家に帰る頃にはまるで嘘のようにバックも荷物も気にせず持てるじゃありませんか。
びっくりです。
すっかり痛みが無くなった訳ではないものの八分目治ったというところでしょうか。
あぁ嬉しい驚きです。
猫股さん是非お試しくださいませ。
たぶん男性でも大丈夫だと思いますよ。
就寝中に何度か、半分夢かうつつで「肩が痛いなぁ」と感じたようだったが、目覚めるとやはり夢ではなく現実に右腕が痛い。
あれぇ何だろう、この痛みは?
じっとしていると何でもないのですが、一寸した角度で「うっ!」っという状態なのです。
ははぁーん、これが良く聞く「四十肩」ってぇやつだな。(正確には五十肩なんでしょうが、大目に見てください)
でも今まで巷でよく言われる病というものにはお蔭様でトンとご縁がなかったもので、この私が遅ればせながらお仲間いりしたとは考えたくないわけで・・・。
二日前に、一寸これは一人では無理だなと思いながらも傍に誰も居らず結局一人で、うーんと力を入れなければならない状況があったので、もしかしたら原因はそれかもしれません。
それにしては二日後に痛みが出るって皆がよく言う「老化現象」なんでしょうか?くぅぅーー!
いずれにしても・・・情けない現実。
でも右腕で良かったわ。左腕だったらお三味線を構えられないかもしれませんから。
なんて朝は軽く考えていたのが夜には段々痛む角度が増えてきたようです。
これは思いがけない状況を面白がってる場合ではないのかもしれません。
もしも明日の朝、痛みが増しているようなら実は試してみたいことがあります。
いつか涙目で眼科に行ったときに受付で見かけた張り紙、肩こり等の痛みを抑えるというプラセンタ注射。
女医さんなので気楽に行ってみたいと思っていたところでした。
明日は浅草でお稽古なのでその前に寄ってみようかな、なんて今度はその効果の程が実に気になるわけです。
結果は後日ということで。
あぁ痛・・・
昨日の麻布のお稽古場は佳さんがお持ちになったビデオで興奮状態でした。

芸者さん時代のお宝映像なのですが、以前お持ちになった立派な写真集を拝見してて既に当時は超売れっ子だったらしいことが分かってはいたものの実際に映像で拝見するとそのアイドル振りが並大抵のものではないことが実感されます。
踊りもしなやかで品良く、どんな小唄振りでも素敵に観客を魅了すること間違いないと思わせるオーラが感じられます。
この方が「浜町河岸」などを踊ったらどんなにドラマチックになることでしょう。考えただけでもウットリです。
昨夜はこのビデオの二回興行でおしゃべりにも花が咲きお開きになったのは午前2時近くとあいなりました。
楽しい時間はほんとにあっという間に過ぎますね。
昨日お休みだった八さんもきっとご覧になりたいことと思い、お借りしてありますので御安心くださいませ。
そして明けて今日はタチバナのお稽古日でした。
昨日もお仕事が遅くなりお休みだった雛ちゃんが今日こそはの覚悟でお見えになりました。
会まであと一ヶ月となり、さすがに少々心配になっていたところだったので本当にホッとしました。
でも、いくら勘がいい雛ちゃんとはいえ「夜桜」は手が込んでいて流れも早間でチト難しい曲なのです。
お三味線を弾く前にまずはお三味線を構えた時の姿勢のチェックから始めました。
舞台に上がった時に姿勢が悪かったらいくら上手に演奏できても印象が悪いものになってしまいます。
鏡を使ってのお稽古を是非やりましょうね。
今日の特訓で、手はだいたい覚えたので後は雛ちゃんの頑張りに期待するだけですが三月はなんとかお稽古をお休みしないようにと祈るような気持ちです。
会のある時は回数を気にしないで、三月のお稽古日八回全部参加するつもりでね。
ところで鞠さんが作ってくれたお稽古日程表がなかなか好評で、私も見やすくて助かります。
やはり日中人口が少ないのがこれからの課題ですね。
いつも真面目にいの一番にお見えだった土さんが暫らくお休みということでとても淋しくなりました。・・・
麻布のお稽古日を週二回にしたいとお伝えしたところ俊さん、鞠さん、豆さんから好感触のコメントをいただきホッとしています。
どのようになるか始めてみないとわかりませんが、思えば私がお稽古を始めたばかりの頃は夜の部は俊さんお一人からのスタートでした。
その頃は随分と俊さんと二人でお稽古以外でも色々と夜が更けるまでお話したものでした。
そういえばこの頃は俊さんのお話をじっくり伺う機会がなくなってましたが、静かな美しさは今でもその頃のままの俊さんなのに気が付きあらためて驚きます。
同じマンションに住む鞠さんが夜の部に参加するようになってもなにしろ当時半端でなく忙しかった鞠さんは欠席の日も多くやはり暫らくは俊さんと二人だけという日が多かったように思います。
その内、鞠さんが少し時間に余裕ができて夜の部に出席できるようになり、豆さんも時々参加するようになり、珠さんもお仲間いりし、その後、八さん、樹さん、弓さん、雛ちゃん、則さん、香さん、たまに佳さん、麗さんと段々と賑やかになり、今年に入り、都さん、博さん、池さん、郁さんと夜の部人口が増えて私も「修行僧のよう」とばかりは言ってられなくなりました。
なにしろしわ寄せはお弟子さんのお稽古時間の短縮という形で出てきちゃいましたから。
一杯お稽古して早く上達してほしいという私の願いとは裏腹の事態を打破すべく頭を絞り、本当はきちんとした形で週二回にしたかったのですが、来月はスケジュールの都合で隔週のようになりました。
お昼はすいてますので本当は沢山お稽古できるんですけどね。でも皆と賑やかにわいわいお食事するってホント楽しいですものね。
金曜日夜の部の人数が増えてきてお稽古がこの頃行き届かないようで申し訳なく、どうしたものかと考えていましたが、家族の了解の下、自宅でのお稽古日を金曜日と土曜日の週二回にすることにいたしました。
金曜日と土曜日のどちらかに決めてもいいし、一ヶ月のお稽古予定日の中から四回選んでもいいしと自由にしていただいて結構なのですが、お食事人口の把握が必要なのであらかじめ皆さんの予定を書き込んでいただくという形にしたいと思います。お仕事の関係で、急に予定が変更になることもあると思いますがその時は臨機応変にいたしますので御安心下さい。
今度からもう少しじっくりと時間をかけたお稽古ができると思いますが、短くても良いと言う方(豆さん?)を無理に拘束することはしないようにいたしますので、その点も御安心下さい。
土曜日も金曜日と同じ時間帯でのお稽古となります。
タチバナのお稽古は麗さんともご相談して日曜日にしたいと思っています。
今度のお稽古日にまた皆さんとご相談して一番良い形を作りたいと思いますのでよろしくね。

ところで今日一日、則さんネタがそこらじゅうを駆け巡ったようであらためて、見えない則さんの底力を感じました。
計算無しでコントを演じるがごとく生活するなんてなかなかできるもんじゃぁありません。
実に愛すべき則さんです。
朝、目覚めて時計を見たら7時26分。
さぁて今日は何だったかなぁと今日の予定を寝ぼけまなこで考える。
いつものことですが今日はチト違った。
なんと若草ライブの本番の日じゃありませんか。ぎぇー!!美容院を8時半に予約してたんだったー!!
びっくりして飛び起きて慌てたの何のこんな大事な日に目覚ましが鳴らなかったのです。
手の届かない所に置いてあったのに鳴らないんじゃぁどうしようもありません。
大急ぎで仏様にお茶をお供えして、お掃除はちょこちょこっとだけでご勘弁いただいて、あとはひたすら自分の仕度。
女の人は出かけるとなるとお化粧なるものをいたしますが今日は舞台があるのですから手抜きはできません。
急いでお化粧をして、着物を着て、何とか間に合いそうだとホッとしたのも束の間「何か変?」あー!帯の前板を忘れてる!こんな事は初めての事(俊さん、前板はしないといけません)締めた帯の中に差し込む事もできず、あぁーしょうがない、こうなったらもう一度帯を締めなおすしかありません。
そんなこんなで大切な日の朝が実に情けないことでしたが考えようによっては充分に睡眠を取って完璧な状態ということじゃありませんか。
朝ごはんも食べて美容院にも予約の時間に間に合ったのですから慌てた事を忘れてしまえば本当に完璧なスタートということでしょう。
東京マラソンとぶつかって車の規制が大規模で新橋まで電車で(雨の中マラソンも大変だったでしょうね)行き、目的地へもスイスイとたどり着くことができました。
11時からのリハーサルの後、本番は2時からというのに1時にはもうお客様が入り始めました。
狭い楽屋の中が緊張感で一杯です。
幕が無いので舞台に上る時、座る時、立つ時、舞台から下がる時、すべてがお客様の視線の中です。
うちの会ではいつもやっているのであまり問題ありませんでした。(毛氈に引っかかるというアクシデントがありましたが忘れてください)
問題は唄です。
一部の「義理のともずな」風邪の後遺症があったと辛口の批評がありました。
二部の「箕輪心中」終わって楽屋に戻ったらお歴々の皆さんにお褒めいただきました。お三味線との息もぴったりだったと嬉しい批評を沢山いただきました。数日間悩んだ成果が出せたかな?
楽屋の入り口からお弟子さん達の姿を見つけると本当に嬉しいものですが、目が合って手を振り合ったりすると体の中に温かい力が湧くような気がします。
打ち上げを一緒にしたかったけれどもそれこそ「義理のともずな」というやつでご一緒できず失礼いたしました。
さぁ今度は四月の栄芝会のお稽古が始まります。気持ちを切り替えて頑張りましょう。
合唱に出る方達しっかりね。終わった後の生ビールを楽しみに!
先週、見学に見えた郁さんと池さんが昨日から正式にお稽古を始めることになりました。
郁さんはお仕事から今は身を退かれのんびりと囲碁などしながら悠々とお暮らしのようですが、時には「コーヒー下さい」とお店の人と一言二言の会話をするためだけに外出なさることもおありのようで、大きい声を出して唄うのは健康の為にもとてもよい事だと思います。「里を離れし」の唄をお稽古しました。
池さんは長唄をやっていらっしゃるだけあってすぐ譜面が分かり先週の見学の際に「雪のだるま」をお稽古して昨日は「里を離れし」と二曲目の曲を入れました。今まで撥びきだったので、小唄の爪弾きは少々手こずっているようですが頑張ってね。
前日の普茶料理のお店で知り合った若者が目を真っ赤にして(色々な事情で一晩眠ってなかったようです。)我が家にご飯だけ食べに来ましたが、余程眠くて朦朧としていたのか黙々と食べて帰って行きました・・・?
先週可愛そうだった雛ちゃんが今週久しぶりに、やっとお稽古することができました。
四月には「夜桜」のお三味線で舞台に上がることになっているのでもう待ったなしの真剣なお稽古です。三月は本当にお休みしないで来てね。
池さん、雛ちゃんに刺激され樹さんも俄然力が入ります。若い子達が一生懸命な姿は本当に可愛いものです。お三味線の合奏は熱気があって楽しいですね。
俊さん、鞠さんにはなんだか余裕が感じられるようになってきましたよ。
豆さん、八さんは「長崎ぶらぶら」のお稽古です。九本でお稽古してましたが、本番は六本だそうですので御安心くださいませ。さすがに少し高くて苦労しましたよね。御免なさい。唄はバッチリできてるので何の心配もしてません。本番では舞台の良い位置に並ぶようですよ。楽しみですね。
お昼にお稽古に見えた佳さんに前日の赤坂のお話をしたのですがその会話に出てきた方とすぐその後に出会ったそうで人の縁(えにし)の不思議を感じます。
さぁ明日はいよいよ若草ライブです。聞きに来てくれるお弟子さん達が手に汗握ることが無い様に頑張りますね。
お誘いをいただいて豆さんのお知り合いの方がやっている赤坂の普茶料理のお店に行ってきました。
そのお店は定期的に色々なイベントをしていて今日は新内の演奏がありました。
今売り出し中の若手新内、喜代寿郎さんの軽妙なトークを混えた演奏を間近で鑑賞し、新内に酔ってきました。
二十人も入れば一杯のそのお店は元赤坂の芸者さんがやってるお店とあって、お客様は良くお名前の知れた方々で、某ビール会社の会長さん自らがカウンターの中に入りまめまめしく皆さんに生ビールをサービスして下さり私も二杯ほどいただきました。
演奏の後、喜代寿郎さんも隣にいらっしゃって故郷が同じ東北(喜代寿郎さんは仙台、お店のママは私と同じ秋田)ということで大いに話は盛り上がり、今度の会では豆さんが唄い、ママが踊り、喜代寿郎さんが演奏するなんていう話がまとまっちゃいました。実現したらおもしろいなぁと豆さんも興奮気味です。
お話が弾み夜も更けてそろそろ帰りましょうかという時になってなんとお店の入り口に良く見知った顔が・・・。
よくよく名前の知れた最近俄然好感度アップの某代議士の姿が・・・。
ありゃぁこりゃぁ顔を見た途端に帰ったんでは失礼とばかり又腰を落ち着けることに。
すると今度は日本の音を残すべきとおっしゃる紳士が隣にいらして又話は長いことになったのでした。
暫らくしてその某代議士先生はご機嫌良く私達と握手を交わしてお帰りになり、私達もそれを潮に帰途に着いた次第です。
それにしても芸者さんのお顔の広さには驚きます。普通ならなかなかお目にかかる折もない様な方たちをまるで御自分の家族のように扱っていらっしゃいます。(こき使うと言ったら言いすぎでしょうが)
面白い世界があるものだととても興味深く楽しくて時間の過ぎるのも忘れる一夜でした。
朝からしとしと降っていた雨が夜になって風も混じった強い雨になりました。まるで台風のようです。
都さんと博さんは今日からエジプト旅行にいらっしゃるはずだったけど無事に出発できたかしら?きっと、もうどこか外国の空の下でしょうね。
このところ雨が少なかったから久々の天の恵みに街路樹も喜んでることでしょう。
災害になるのは困るけれども私はこんなお天気が以外に好き、何故かほっとするのはどうしてでしょうね。小さい頃から台風が来るとあまり人には言えないけれども一人こっそりわくわくしていたものです。
私の田舎は雪国の盆地にあり、冬は当然寒く、夏はかなり暑く(この暑さに弱い私)何の産業もなく本当に田舎なのですが、台風がきてもそれほど被害を受けることも無く、恐ろしい事件も無く、実に穏やかなところなのです。
良く昔の人達は「この地で生活できない人は、どこへ行っても暮らせない」と言ってたようで、それほど暮らしやすいところだということなのでしょうね。
大きな声で怒鳴るような人もいなくて、東京に出てきて初めて怒鳴られたときには本当に信じられませんでした。
静かに話せばわかるのにって・・・でも今思えば怒鳴るって自分に自信が無い人のやることだってわかります。
あ、もう外は静かになりました。
今私の周りには怒鳴るような人もいませんので幸せです。
雨と風の音を聞きながらつまらないことを書いちゃいました。もしかしてさっきのは春一番だったのかしら?
もう春も間近かですね。
あれほど唄いたいと思っていた「箕輪心中」がなかなか思うように表現できません。
まだ声が本調子でないからかしらと思ってみたりしても、どうもそれだけではないようで悩ましい数日を過ごしています。
自分で唄ったのを聞いてもなんとも暗すぎていけません。
もっともっと唄い込まなくてはいけないと反省するものの、今日のところは未だ光が見えない状態です。と、ここまで書いて名案が・・・「よーし、夢の中で解決策を見出そう!」
そうそう私にとって昔からこうすることで意外とピンチを切り抜けてきたように思います。
眠る前にはいつもお布団の上に正座して、亡くなった父、祖父、祖母、ご先祖様、昶さん、私を見守ってくださってるすべての方達に一日の感謝のお祈りをするのですが、今日は一寸欲張ってお願いしてみましょう。日曜日には納得できる「箕輪心中」を唄えますように。
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プロフィール
HN:
春日とよ芝鳳
性別:
女性
自己紹介:
お江戸東京は麻布飯倉と日本橋で小唄のお稽古をしています。
ご興味のあるかたは是非ホームページをご覧ください。
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