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小唄 春日とよ芝鳳のブログ
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ある人が言いました。
「あれ、あれ、ほらあの・・・あしば・・・旨くねぇなぁ。」
「なに?なんのこと?」
「あの葉っぱだよ。あしばとかなんとかいう・・・。」
「・・・?あしたばのこと?」
「そうそう、それ!」
「えぇ、美味しいじゃないの」(俊さんは苦手らしいですが)
「固くって、旨かぁねぇよ。」
「えぇっ固いって?茹で方が足りなかったのかしらねぇ。どうやって食べたの?」
「生だよ。」
「へっ?それは固いでしょ。普通は茹でてお浸しか天麩羅で食べるのよ。何処で食べたの?」
「うちでだよ。ブラン・・・ブランとか何とか・・・」
「・・・プランターのこと・・・?」
「そう、それ。でも、あれは旨いよ。ちっちゃい葉っぱのあれ・・・」
「何よ?ちっちゃいの?」
「そう、ここにもあるだろ」
「・・・山椒?」
「そうそう、それ。それと、あれも旨いよ、シソとかチソとかいうの。」
「・・・大葉のこと?」
「そうそう、それ。」
プランターにいろんなものを植えて収穫したのを生で食してるらしい、この方。
先日は朝顔の種を植えたらしいのですが、まさか間違って食べたりしないでしょうね。
ちと心配です。
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今月から始めたお三味線集中稽古。
今日が初日でした。
生憎夕方から雷が鳴り始め、叩き付けるような雨になりました。

その合間を縫って正さんはご自分のお三味線を抱えて、お稽古にいらっしゃいました。
それだけで正さんの気合の程が判ろうというものです。
正さんが玄関のチャイムを鳴らしたのと、ご飯の炊き上がったのがほぼ同時で、先ずは二人でカレーなどを食べて力を付けます。
その間にも雨は激しくなり、雷も恐ろしい音を立てています。
幸いと言おうか、正さんも私も雷ごときに怯むもんじゃありません。
今夜の正さんはお三味線も唄もかなり上出来でした。
気合を入れて嵐の中をいらしただけのことがありました。

続いていらした珠ちゃん「雷怖いですねぇ。」などと可愛いことをおっしゃいます。
フルコースのお稽古でしっかりチェックが出来ました。
このところの真剣なお稽古の成果が表れて、段々本手の音になってきました。
本番では短時間で高音から低音にしたり、その反対だったりと音合わせにかなり苦労しそうですが、今から本番を想定してのお稽古を重ねることで、当日は余裕を持って出来ますので、家でも流れを想定してお稽古してみてくださいね。
今夜は正さんと珠ちゃんと二人だけでしたので、たっぷりお稽古出来ました。

23日にもありますので、佐さん、雛ちゃん、いらしてね。
正午ぴったりに豆さんがお稽古に見え、その後、樹さん、浦さん、鞠さん、珠ちゃん、星さん、由ちゃん、幸さんの八人のお稽古が続き、丁度閉店時間4時にお稽古終了となりました。
忙しいお稽古でしたので、物足りないと感じた方もいらっしゃったと思いますが、明日の夜はお三味線限定でお稽古いたしますので、そちらにおいでくださいませ。
それにしても日本橋のお稽古はおしゃべりもあまり無く、他の方のお稽古を真剣に聞いてますので、お稽古をしている方はかなり緊張することになります。
本来のお稽古場はこうなのでしょうが、いつもは麻布で和気藹々とやってますから、雰囲気が違って背筋がピンとなるのです。
聞くことは良いお勉強です。
そして、お弟子さん同士でお稽古できる小部屋も大いに活用して、どんどん上達してほしいと思います。
お正月から蕾を付け始めて楽しませてくれた胡蝶蘭が、そろそろ盛りを過ぎ、終焉を間近に感じさせる風情になってきました。
それでも水をたっぷり与えると、一際花の色が鮮やかに蘇るのです。



今日も雨ですね。
明日の夜用のお買い物に銀座三越までまいりました。
この頃お気に入りの「たん塩レモン」。
今日はその「ピリ辛」バージョンも新発売とやらで当然ながら両方買ってまいりました。
家族用のお買い物も済ませ改札に向かって歩き出したところで、すれ違った女性が足を止めて私に話しかけてきました。
(何か道でも聞きたいのかしら?)
見ればメガネをかけた真面目そうな主婦といった感じです。
「今、そちらから出てらっしゃいましたが・・・」
と三越の地下の入り口を指しますので
「はい、そうですけど・・・」
「歩いていらっしゃったお姿に、ここに・・・」
と今度はご自分のおでこを指差しました。
(ん?私のおでこに何か付いてる?それともお化粧が取れてる?)
「はい?」
するとその人は更におでこを指差しながら
「ここに、これから大きく変わっていこうとする相が出てらっしゃい・・・」
(みなまで言うな)
「あぁ、結構です」
とにこやかに丁寧にお話を終わらせたのですが、まだこういう手の勧誘ってあるんですねぇ。
お話に乗ってたら壷が待ってたのでしょうか。
ふーむ、それにしても真面目そうな主婦にしか見えなかったんですよ。
そんな事を考えながら乗った電車は珍しく空席があり、座ることにしたのですが、雨の日の買い物帰りは荷物の処理が厄介です。
傘も手首に妙にしっかりはまって、お隣に迷惑掛けずにとスマートに座ろうと思うとちょいと一苦労なのです。
しかもバッグと大きな紙袋が二つ、膝の上にはバッグと紙袋が一つがせいぜい。
余った一つはバランスをとりながら(結構な重さですから)空に浮いてる状態です。
そんなことをしてたら手にした切符がスルリと抜けて、隣の青年の太腿に着地しました。
(ありゃぁ・・・)
「ごめんなさい」
と言いながらその青年の太腿に触れないように、落ちた切符を慎重に、慎重に、親指と人差し指で摘んだのでした。
お三味線を弾くので爪はありったけ短く切ってますが、爪が無いと不自由な時って、たまにありますよねぇ。

ところで明日のお稽古は正さん、郁さん、佐さん、鞠さん、由ちゃんのお名前しかありませんが、俊さん、弓さん、樹さんはお休みですか?
衣替えの翌日の昨日2日は、例年より6日早く去年よりは20日も早く梅雨入りしたと発表がありました。
途端に肌寒くなり、とても半袖ではいられません。(うちのマンションの管理人さんは例外ですが・・・。)
こんな時には風邪を引きやすいので、皆さんお気を付けくださいませね。

昨日は10月の会の踊り地の唄を栄芝先生に入れて頂く為に浅草のお稽古場まで行ってまいりました。
「浜町河岸」
「花の雲」「六段くずし」
「櫓下」「一座から」
「涼み舟」
の6曲の替手を私が入れるということで、かなり緊張して行ったのですが、着いた途端に
「はい、本手だけで入れといたわよ。」
とあっさりと先生からテープを頂戴し、「ふー」と安心して気が抜けたのでした。
10月の会の終盤には芸者さん達の小唄振りがあり、八さん、則さん、香さん、豆さんがそれぞれの出し物で、その華やかな舞台を経験することになるわけです。
私も麗さんの踊りで是非にと願っておりましたが、神様の悪戯で叶わぬこととなり、麗さん以外には考えられず諦めておりました。
ところが先日、「東をどり」に行った折に目にしたお一人の方の雰囲気に思わず声にしたのが
「こんな方だったら踊っていただきたいわ。」
その何気ない一言を耳にした棟梁が仲立ちとなりトントンとお話が運び、今日思いがけず実現することになったのです。
踊っていただく曲は栄芝先生が決めてくださることになりました。
これも不思議なご縁を感じます。
ただ楽しみにしてくださった麗さんを思うと、申し訳なく思うのです。
麗さんのお芝居は間もなく初日を迎えます。
あまりお稽古時間がないようですから、今頃はきっと大変な思いをしてらっしゃることでしょう。
どうかお身体に気を付けて長丁場を乗り切ってほしいと思います。
鞠さんが沢山のグリンピースで美味しいポタージュスープを作ってくれました。
香さんはお得意の春巻きと目にも鮮やかなカボチャサラダを持ってきてくれました。
揚げるのは棟梁のお仕事です。
みんなでお手伝いして賑やかで楽しい食卓になりました。
私は存分にお稽古に専念できました。



朝はまだ蕾だったのに、夜にはこんなに見事に開きました。
今度のお稽古日までは持ちそうにありませんので、写真でご覧くださいませ。 
お花はいいですね。
心が和みます。
仄かに優しい香りがします。



10月の会当日の麗さんの地方公演は愛知県での2回公演ということが決定しました。
しかも2回目の開演時間は午後5時とのことで、どう頑張っても当日三越劇場で、ご一緒に舞台を踏むことは叶いません。
みんなで願っていたことでしたが、このような結果になり、とても残念でなりません。
一生懸命「満月」「箕輪心中」の唄と、「真の夜中」「一の谷」のお三味線のお稽古をなさってた麗さんも、さぞや残念なことと思いますし、麗さんの踊りを楽しみにしてらした方々もきっと残念なことと思います。
でもチャンスは今回だけではありませんから、気持ちを切り替えて次なる機会を待ちましょう。
まずは11月の雅叙園での「寿鶴」と「住吉」の踊りはしっかりと見せていただけますから、皆さん、楽しみにいたしましょうね。
きっと今に何かがやって来そうな予感もしてます。
皆さん、いつでもチャンスをしっかり捕まえられるように、お稽古に励みましょうね。

麗さん、間もなく始まるお芝居、頑張ってくださいね。
長丁場ですので、御身体だけはお大事になさってください。
お時間がありましたら、お稽古場にもお顔を見せてくださいませ。
金曜日から日曜日までのお稽古は、皆さんがそれぞれ、ご自分なりのお稽古に励まれた様子が窺えて私にとってはとても嬉しい充実したものでした。
暫らくお休みしていた豆さんも完全復帰で意欲的ですし、八さんの「佃流し」の糸にも驚きです。
浦さんは浜松からお泊りでお稽古にいらっしゃいましたが、まだ3回目とは思えないほどの唄いっぷりです。
お三味線の課題がてんこ盛りで心配していた方達も取り越し苦労に思えるほどに成長振りを見せてくれました。
新しくお仲間になった星さんは「水たまり」「梅は咲いたか」で参加することになりました。

鳳昶さんのご子息の智さんに当日のプログラムの表紙をお願いしてましたが、今日それが届きました。
秋らしいとても素敵な絵です。
これで鳳昶さんともご一緒できるようで嬉しいですね。

当日の「めくり」も完成しました。
着々と準備が進んでます。
見たこともない豪華なフルーツケーキを頂戴しました。
 マンゴーで出来たリボンにまずはビックリです。
いちぢく、メロン、苺、キウイ、桃、ブルーベリー、りんごが満載です。
食べるのが勿体無いほどの素晴らしさに居合わせた人は一様に携帯でカシャカシャ・・・。
皆さんが揃ったら戴くことにして、ひとまず冷蔵庫へ収めようとしたものの、箱が大きすぎて冷蔵庫には入りません。
頭は使いようと、爪楊枝を何箇所かに立てて、その上をサランラップで覆うとこれまた素晴らしいことにバッチリ収まりました。
以前、八さんにとっても美味しいフルーツケーキ(その後、お店が無くなって今は幻のケーキと呼ばれています)を頂戴したことがありましたが、それに勝るとも劣らない感激のお味でした。
金曜日は随分大勢お稽古にいらっしゃいましたが、大きなケーキでしたので、皆さんに充分に行き渡り、美味しくいただきました。
この日に巡り合えてよかったですね。
残念ながらチャンスを逃した方は・・・ごめんなさいね。


毎週、金土日と3日間お稽古が続くと少々疲れてきますが、今日あたりになると「みんなお三味線のお稽古してるかしら?」と心配で、金曜日のお稽古が待ち遠しくなります。
以前はそんなことはありませんでしたから、やはり10月の会が段々近づいて、下浚いの日も決まり、私自身に余裕がなくなってるのかもしれませんね。
いかんいかん。
余裕のヨッちゃん(古い・・・)でいたいのに、少しでも社中の皆さんの芸を上達させたいと焦っています。

当日おいでくださるお客様に皆さんの最高の演奏をお聴きいただく為に、これから私は鬼になります!
って言っても・・・
私には無理だしなぁ。

ひたすら皆さんの自主性にお任せしたいと思います・・・
って言うのもなんだかなぁ。

お三味線の曲数を減らしましょうか?
って言うのも信頼してないみたいだしなぁ・・・。
と、あれこれくよくよ・・・と。

皆様、いつも金曜日の夜は混み合いますので、月曜日に設けたお三味線特別稽古日を大いに活用してくださいませ。
1ヶ月に一度のお楽しみ、弥ちゃんの念入りのエステで体の芯からリラックスし、その後は私のオアシス「うちわ」さんへ。
たまにはこういう贅沢な日があってもいいわよね、とばかり、心からゆったり出来る大切な時間です。
今日は和さんとチエちゃんが迎えてくれました。
後からお馴染みさんがお一人でいらして、ひさびさの出会いに乾杯です。(この方はお名取式の後の2次会にもいらしてました。)
まだまだ若いチエちゃんの人生についても多少の経験がある人生の先輩としての意見を述べ(全く勝手な意見ながら・・・)袖すりあうも他生の縁とばかり、ただただチエちゃんの幸せを祈るのです。
「うちわ」さんにはもう一人イサちゃんというアルバイトがいらっしゃいますが、チエちゃん共々人生においての目標をしっかり持って生きています。
夢を叶えるのはただ努力だけではどうしようもないことは段々歳とともに分かってきますが、若いエネルギーはただただ、がむしゃらに夢に向かって突き進むものです。
それが若さの素晴らしいところともいえるのでしょうし、私にとってはとても清々しい姿に映ります。
弥ちゃんにもいろいろ悩ましいことがあるようですが、不思議と自分の事は分からないようで、私から見るととても幸せな状態にあると思えます。
どうか自信を持って毎日を明るく生きて欲しいと思うのです。

ところで俊さん、鞠さん、新橋演舞場の昼の部はご覧になりましたでしょうか?
染ちゃんを絶賛してる方がいらっしゃいましたよ。
染ちゃんの悪振りがたまらないのだそうです。
その方は以前から染ちゃんの踊りは高く評価してましたが、今回の演技に「かぶり付きたくなった」そうですよ。
およよ
鞠さんがお稽古したい曲があるとおっしゃるので、家中ひっくり返して譜面を捜索しました。
幸い見つかってなんとかテープに吹き込むことができましたが、整理が出来てない譜面が沢山出てきて、この際ということで、片付けはじめました。
まだお稽古してない曲が沢山あります。
お勉強するのにこれで良いということはありません。
「まだまだ勉強不足だなぁ。」と反省しながら片付ける中で一枚の写真が。
5年前の湯河原での夏合宿の写真でした。
鳳昶さん、俊さん、鞠さん、豆さん、和さんがカワセミの黒いTシャツを着て写ってます。
5年前はこの人数で三味線合宿をしたんですねぇ。
確かこの時も課題曲を10曲用意したんでした。
豆さん、和さんは「長崎ぶらぶら」「雨やどり」のお稽古したように思います。
鳳昶さん、俊さん、鞠さんは10曲全て本手と替手をクリアしたんでしたね。
鳳昶さんのご主人や猫股さん、家人も同行して少人数ながら楽しい合宿でした。
今はもう鳳昶さんはいらっしゃいませんが、俊さん、鞠さん、豆さん、和さんが中心になって芝鳳会を支えてくれてます。
後に続く可愛い後輩達も沢山できて、今年は記念の会を催すことができるようになりました。
当日は鳳昶さんも皆さんの舞台を見守ってくれることでしょう。
10月の会の頃は麗さんはお芝居で全国を周ってらっしゃって、丁度その日は名古屋での公演になるらしいのですが、一日に一回公演になるか、二回公演になるかはまだ決まってないようです。
名古屋でも新幹線の駅からは離れた場所での公演になるようですが、もし一回公演だったら、駆けつけて最後の踊りに間に合う可能性が出てきました。
新幹線の中で白塗りして着替えてという荒業も麗さんは考えてくださいました。
私の唄で麗さんが踊るというのは二人が出逢った時の約束でした。
当初は会の日程が一ヶ月遅い設定でしたので、そのつもりで、麗さんはお芝居のスケジュールを組んだのですから、これは全くの番狂わせで、麗さんには申し訳なく思っているのです。
なんとか奇跡が起きてくれないものかと毎日祈ってます。
踊っていただく曲も、もう決まっているんですから。
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HN:
春日とよ芝鳳
性別:
女性
自己紹介:
お江戸東京は麻布飯倉と日本橋で小唄のお稽古をしています。
ご興味のあるかたは是非ホームページをご覧ください。
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