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小唄 春日とよ芝鳳のブログ
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世間ではゴールデンウイークということで、大きな会社ではもう29日から長いお休みに入るところもあるようです。
皆さん、それぞれにいろいろな計画を立ててらっしゃるのでしょうね。
そんな訳で今週の金曜日のお稽古予定表には数人のお名前しかありません。
こんな時は絶好の「ざる」日和。
大勢の時はとても用意できませんので、こんな機会にたっぷり食べていただきましょう。
「日本橋」の譜面もほとんど用意できて、先日の日本橋教室で何人かの方にお配りしました。
随所にあしらわれる雪音や新内などは、前後の繋ぎで長さを検討してから譜面にしますので少々お待ちの程を。
本当に次から次へと出される課題ですが、皆さん良く応えてくださって師匠冥利に尽きるというものです。

それにしても若い方のお三味線の覚えの早さには本当に驚かされます。
私が若い頃はとてもじゃありませんが、そんなに器用には弾けなかったように思います。
社中には幸い若い方が沢山いらっしゃいますので、自然と切磋琢磨できるのでしょうね。
でも芸の道に「これでいい」ということはなく、常に謙虚な気持ちで高みを目指さなくては成長も其れっきりになってしまいます。
若い時には間違えずにお三味線を弾けるだけで皆さんが褒めてくださいます。
褒められても、自分の芸を常に客観的に見つめる姿勢を忘れてはいけません。
時には耳が痛い指摘があるでしょうが、それこそが成長する為の大切なヒントなのですから逃げずにしっかりと受け止めなくてはなりません。

と、これは自分にも当てはまることで、日々が反省と気付きの毎日です。

芸の道に限らず、忘れてならないことは
「教えていただきありがとうございます。」
という感謝の気持ちと謙虚さなのだろうと思います。
その人の心と生き方が芸に顕れるものですから、日々心しなくてはならないと自分を戒めております。

雛ちゃん、弥ちゃん、若さん、律ちゃん、5月のお稽古表にまだ書き込みされてませんが、ご都合が良かったら「ざる」日和の金曜日、おいでくださいませね。

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日本橋教室に初参加の幸さんが、亀屋万年堂のナボナをお土産に持って来て下さいました。
随分久し振りに目にした私は
「やっぱりナボナはお菓子のホームラン王です。」
と言ったのですが、その場に居合わせた方々はその意味が全く解らなかったらしく
「あ、そうなんですか?」
というトンチンカンな答え。
当時あれほど有名なコマーシャルでしたが、今や知らない方が多いとは、時代の流れを感じて寂しい限りです。
王貞治さんがまだジャイアンツ現役の頃、爽やかな笑顔で
「やっぱりナボナはお菓子のホームラン王です。」
と確か仰ってたように記憶してるのですが、考えてみたらン十年前になるんですね。
ともあれ久し振りに頂戴したナボナは懐かしい味で、やっぱり美味しいお菓子でした。
その当時にも存在したのかもしれませんが、期間限定としてレーズンクリームやいちごクリームなど種類が豊富なことも新発見でした。
幸さんご馳走様でした。


この度は金曜日土曜日がお休みでしたので日本橋教室が大賑わいでした。
お稽古時間を延長していただき無事に皆さんのお稽古をすることが出来ました。
なにしろ「芝道会」まで一ヶ月となりましたので、やっと皆さんも焦りだしたというところでしょうか。
それぞれの方はそれなりにお稽古しているのですが、合わせ稽古がほとんど出来て無くて完成には程遠い状態でしたので、熱気あるお稽古場の復活にやれやれという思いです。
見台開きが終わって少し気が緩んだのかと心配していましが、今日の様子に「これぞ芝鳳会の本来の姿!」を見た思いです。
7月には「栄芝会」もあります。
いつも合唱で参加しておりますが、今年も唄と糸に何人か出させていただきます。
8月には合宿も控えて皆様何かと物入りですのに、快く参加と仰って下さる心意気に「これぞ芝鳳会!」と嬉しくなります。

5時間通しのお稽古でさすがにお腹ぺこぺこ状態。
お夕飯を食べた後で久々に行って買って来ました。
「ギンコ」
なんだかみんなキラキラですね。
歳と共にキラキラが好きになるそうな。
何とでも言ってください。
綺麗なものは疲れも取れますわ。フフフ




生憎の雨の中、また遠い所から足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。
おかげさまで無事に舞台を勤めさせていただくことが出来ました。
これから活躍が期待される若手の方のそれぞれの舞台で、私は常磐津をお手伝いさせていただきましたが、楽屋内での事からはじまり色々なことをお勉強させていただきました。
英寿先生からのご推薦での舞台というだけで光栄なのですが、身にあまるほどの経験をさせていただいていることに心からの感謝です。

舞台終了後、おいでいただいた方々とお食事とおしゃべりの時間をとても楽しく過ごさせていただきました。
誠さんのお友達の宮さんは明日見学にいらっしゃいます。
合宿にもとても興味を持たれたご様子ですので、是非ご一緒いたしましょう。
今日の舞台にお仕事の都合でどうしても来られなかった若さん、「堅気になりたい。」には思わず笑ってしまいました。
でもその気持ちが私にはとても嬉しいです。
せっかくご縁があって芸の親子になったのですから、皆さんもお時間がある時は出来るだけ足を運んでくださいね。
私にとってもお弟子さんが来てくださるということは励みになります。









若さんの母上様から沢山の苺を頂戴しました。
きっと金曜日のお稽古日に合わせて送ってくださったのでしょう。
皆さんで食べて下さいとのお心のこもった若さんの地元の苺「紅ほっぺ」です。
大変に心苦しいのですが、今日も明日もお稽古はお休みです。
林檎や梨や柿と違って苺は保存がききません。
若さんのお母様、申し訳ございませんが、美味しいうちに我が家で頂戴いたします。
皆さん、本当に御免なさいね。
とっても甘くて美味しい苺、独り占めさせていただきます。
クックック。

ところで明日は大変な荒れ模様のお天気だとか。
雨が降っても槍が降っても国立の舞台はあります。
今日は舞台稽古でした。
明日と同じ舞台でのお浚いで、音声とかのチェックがあったようです。
明日の佐さんのチケットは蘭ちゃんが持って入り口でお待ちしております。
13時45分頃にはおいでくださいませ。
開演は14時です。
4時ではなく、14時、午後2時ですので宜しくお願い致します。
私の出番は午後3時25分でーす。
その後、長唄舞踊があって、終演は午後4時20分となっております。
半蔵門は午後5時の予約です。
ではでは。


「芝道会」で「涼み舟」を踊らせて頂く麗さんは、今月25日から会の前日の5月30日まで大阪に缶詰状態になり、下浚いの5月3日にも東京に帰ることができません。
当初は7月の開催予定でしたので、5月の大阪松竹座での「大阪恋情話」出演を決めたのですが、諸般の事情でその後開催日が変更になると知り、麗さんも私も随分と慌てました。
会主の芝道さんはそれ以上に気を揉んだことと思います。
なんとか「芝道会」前日がお芝居の千秋楽で、夜には東京に帰ることができるとわかってホッとしたのものの、下浚いの3日はどう頑張っても参加することができず、急遽栄芝先生にお願いして大阪入り前の今日、踊りをご覧いただくことになりました。
お忙しい栄芝先生はお仕事の合間を縫ってお時間を作ってくださいました。
今日は他にも打ち合わせ等のお仕事が何件か入ってらっしゃるとの事。
なんとも驚くべきパワーに圧倒されてしまいます。

尾上流の上品な振りの「涼み舟」を踊る麗さんは素晴らしく、当日鬘と衣裳を付けた麗さんはどんなにか素敵なことかと今から楽しみなことです。
皆さんもどうぞお楽しみになさってくださいませ。

ところで、夕べ遅く鞠さんから「芝鳳会見台開き」の様子がアップされたとご連絡を頂きました。
取り急ぎ今朝お知らせを致しましたので、ご覧になった方もおありと思いますが、もう随分前の出来事のような、つい昨日の出来事のような、それでいてその時の様子がしっかりと思い出せることに驚きます。
最後の私の挨拶に至っては、よく細かく言葉を聞き取ってくださったと感心するほどです。
鞠さん、恐れ入りました。
大変な作業をしていただき本当に感謝感謝でございます。

皆様ー!
昨年の見台開きの様子がホームページにアップされました。
どうぞご覧くださいませ。
鞠さん、ありがとう!
今週末開催の「明日をになう新進の 舞踊・邦楽鑑賞会」の上げ浚いが銀座の英寿先生のお稽古場でありました。
小唄の世界では「上げ浚い」という言葉を使う事は今までありませんでしたが、お稽古場での下浚いという感じでしょうか。
いつもは洋服でお稽古させていただいてますが、上げ浚いには皆さん着物をお召しになり、見台も出していただき本番と同じように並び、英寿先生に聴いていただくのです。

この「うつぼ猿」には猿曳き、女大名、太郎冠者の3人の登場人物が出てきます。
「うつぼ」とは弓矢を入れるもので、「花うつぼ」は装飾をした綺麗なもののことです。

迷い込んできた小猿を捕えて「うつぼ」の皮にしようと、女大名が権威を嵩に猿曳きに「渡せ!」と迫ります。
打ち殺される鞭とも知らずに芸をする小猿のいじらしい姿に女大名もついに・・・。

といった内容ですが、私はその女大名をやらせていただきます。
強く怖く猿曳きに迫らなくてはなりませんから、当日までまだまだ試行錯誤のお稽古が続きます。
ふと見回すと、私以外は、浄瑠璃もお三味線の方々も全て芸大出身の錚々たる若手演奏家の方々ばかりです。
身の縮む思いですが、私なりに精一杯の女大名を演じたいと思っています。
朝から曇り勝ちで今にも雨がやって来そうでしたが夕方遅く、ついに降ってきました。
夜になり雨は段々強く本降りになったようです。
乾ききった街路樹も久々の雨を喜んでいることでしょう。
家の中で雨音を聞いていると心が静かになりますね。
明日は常磐津「うつぼ猿」の上げ浚い、明後日は「涼み舟」の下浚い、翌日は「うつぼ猿」の下浚い、また翌日が本番と緊張の日々が続きます。
やらなくてはならない譜面書きや、諸々のお仕事が山積みですが、折角の雨音を、暫し楽しむと致しましょうか。
今日は結婚式に出席の為、日本橋教室はお休みさせていただきました。
新郎新婦のご友人達の披露宴は後日ということで本日は家族や親戚などの身内だけのお式と披露宴でした。
新郎の父上と家人とは60年以上のお付き合いで、今では身内同然ということでの出席となったわけです。
男らしいハンサムな新郎としなやかで聡明な新婦の真ん前の席で、美味しいお料理とシャンパンやワインをいただき、お話に花が咲いていたのですが・・・。
新郎の父上から突然
「何かお祝いで唄ってほしい。」
という要望が・・・。
我が社中の方々はすでにご存知ですが、お酒が入ると私のコンピューターは制御不能に陥るのです。
そんな事を知らない家人は
「やれ!やれ!」
私としてもその気持ちは大いにあるのですが、何しろ「梅は咲いたか」や「里を離れし」までが飛んでいった経験があるほどですので・・・。
(最初に言ってくれればいいのにぃ!)
とお腹の中で恨めしく思うもののお祝いの席でもったいぶるのは失礼なので、化粧室で気持ちを落ち着け(落ち着きませんが)、席に戻ってお水をガブ飲み。
お祝いの心を込めて唄いました。

晴れの衣に鶴は舞い
池の汀に亀遊ぶ
今日のよき日を君がため
幾千代かけて言祝がん

なんとか間違えずに唄い、拍手を頂きホッとして席に着いた途端
「アンコール!アンコール!」
(ぎえぇぇぇーーー!心の叫び)
全く冷や汗もので、この辺でご勘弁頂きたいのですが、そんな私の気も知らず「アンコール」と仰ってくださる皆様にお応えするのが私の義務とばかりに(泣く泣く)、もう1曲唄わせていただきました。
お三味線が無くて唄うのは一寸難しいものがありますが、そんな泣き言を言っても始まりません。

高砂や
この浦船に帆をあげて
月もろともに
いで汐の

と途中まで唄い、場が白けることもなく喜んでいただきました。

美味しいお酒もこのような時は怖いものです。
用心用心。
カラオケなら酔ってても平気なのに何故なんでしょうね?

新郎新婦のお二人に幸いあれ。
深夜アイスキャンデーを食べながらお喋りする三人。
先日、一緒に旅行した雛ちゃんと蘭ちゃんです。
やはり話題は楽しくトンチンカンだったあの運転手さんのこと。
また一緒に行きましょう、で話はまとまりました。

それにしても同じように携帯から送信したこの写真は、どうして向きが昨日までとは違うのかしら。
折角の美女三人というのに・・・残念。

旅行中の佐さんと弓さんは、とっても楽しい夜を過ごされたようです。
良かったですね。



オリンピックを東京での願いを込めて、東京タワーが五色になってます。
ブログ毎日更新が途切れないようにと、お稽古中でも皆さんが時間を気にしてくれてます。
写真は蘭ちゃんが撮ってくれました。



お昼はちょっと贅沢に精進料理のお店で。
次々にお料理が運ばれてきて、空いた器は下げてくれるのですが、何度も仲居さんが来るものの何故かどうしても下げてくれない器があるのです。
そしてみんなが同時に気付いたのでした。
「重ねるんだ!」
大きさの順番が決まってなかったので気付くのに時間が掛かりましたが、7つの器がきっちり綺麗に重なり、蓋まで付いています。
これを考えた人はやはりお坊さんなんでしょうか。
パチパチ素晴らしい!

今日お世話になった観光タクシーの運転手さんにも随分笑わせて頂きました。
かなりトンチンカンな行動と言動で、(極め付けは自分の乗車するタクシーを間違えて、あらぬ方向に走って行き、「ま」君に「運転手さん、運転手さん・・・こっち・・・」と呼び戻される)
「えぇぇー!?・・・大丈夫・・・?」
と最初は多少の怒りと不安で振り回されそうになったものの、ご本人はいたって真面目で一生懸命なのが伝わり一行は大いに和ませて頂いたのでした。
またお会いできるかな。

ご一緒した方々、ご案内してくださった方々、途中下車をお誘い頂いた方、本当にありがとうございました。
おかげさまで楽しい二日間を過ごさせて頂きました。



こんなに「雲丹」がのってます。
俊さん、鞠さん、どうざんす。



「ま」君、蘭ちゃんと一緒に新幹線に乗ってます。
とても良いお天気で行楽日和です。
昨年結婚式を挙げて新婚旅行がまだの二人の新婚旅行下ざらいです。
なので私も一緒。
ふふふ。



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HN:
春日とよ芝鳳
性別:
女性
自己紹介:
お江戸東京は麻布飯倉と日本橋で小唄のお稽古をしています。
ご興味のあるかたは是非ホームページをご覧ください。
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