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小唄 春日とよ芝鳳のブログ
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豆さんのお知り合いの芸者さんのご縁で私は二回目となる「普」さんへ。
今日は7時から浪曲を聴く会です。
浪曲は子供の頃、祖父や父がよく聞いていたこともあり耳には馴染みがあります。

久々に聞く節回しは迫力があり飽きさせません。
あまり広くない店内にはお客様がびっしりで、殊の外暑かった今日はあまり冷房も効かず演者は汗だくの様子です。

お客様の中には見知ったお顔も何人かいらっしゃってて今日は政治評論家の佐高氏と石川氏もいらしてましたが、このお二人が以外に仲が良いということを初めて知りました。
石川氏は早目のお帰りでしたが、佐高氏とはその後ご一緒にお酒をいただきました。
ご出身が山形ということも初めて知りました。
テレビで見る限りではいつもとんがっているイメージがあったのですが間近に見る佐高氏はとっても気さくで可愛いおじさんでした。
アサヒビールの会長さんは今日もカウンターで生ビールのサービスをしてらっしゃいましたが、どうやらここのママが一番気兼ねをせずにいられるお相手のように見受けられます。
芸者さんの辰美さんも今日は最初から「普」さんにおいででしたがやはり芸者さんの気配りには見習うところが沢山あります。
置屋さんもしてらっしゃる辰美さんに帰り際
「芸者さんになりたい人がいたら紹介してください」
といわれました。
どなたか我と思う方はいらっしゃいませんか?
私がもう少し若かったら・・・ねぇ。

ところで小唄を見学したいという方がいらっしゃったんですが、お酒の席での約束は全くあてにならないことは今までの経験でよくわかっています。
でも今日お会いした福さんとおっしゃる方はとても信頼できそうにお見受けしました。
今月中にご連絡があるようですので楽しみにお待ちすることにします。

豆さんお疲れ様でした。
おかげさまでいろいろな方と交流ができて楽しいひと時を過ごすことができました。
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昨日あるお友達と銀座のライオンに行った折、時間があまり無かった二人はそれでも少しビールを飲みましょうということになり、それには何かしらのつまみが必要であろうと「ホタルイカの辛子酢味噌」と「軟骨と野菜の塩炒め」なるものを頼んだのです。
「ホタルイカ・・・」は期待通りに美味しかったのですが「軟骨・・・」は口に入れた途端「ウッ!?」
軟骨じゃないんじゃないかしら?。
硬い骨そのものです。
手の中指くらいの太さがあり(こんな軟骨ごときに負けてたまるか)とばかり、四苦八苦しながら噛んでみようとするも無理。
お友達の方は品良く小さいのをお口に入れたらしく私の奮闘振りが不思議でならない様子です。
事情が分かった彼女は噛む力自慢を始めました。
歯医者さんに「すごいですねぇ。噛む力が強いですねぇ。立派ですねぇ。」
さんざん褒められたとか。
「あまりそういうところを褒められても、ねぇ。」という彼女に
「そうよねぇ、それじゃまるで原始人みたいじゃない。」
「そこまで言われてない!」
とか馬鹿な話をしつつ再び口に入れたのは、またもや硬い軟骨(やめればいいのに・・・)
「こりゃぁダメだわ」
とお皿に置いたその軟骨を・・・私の口に入ってたのを知らなかったわけじゃないでしょうに、止める間もなく彼女が自分のお口に・・・
目がテンになった私に、彼女は噛む力の強いところをしっかりご披露してくれたのでした。
それにしても他人の食べ残しを食べるって、よほど死にそうに空腹の時か、我が子に対するような愛情が無ければできない事ですよね。
昨日から彼女に肉親のような感情を覚えて我ながら不思議でしょうがないのです。

ゴールデンウイークも終わりやっと日常が戻ってきました。
あまり長いお休みは好きではありません。

子供の頃は夏休みや冬休みがやってくるのがとても楽しみだったのに何故でしょうね。
お休みを利用して実行してみたい楽しみが無いせいでしょうか。
本当にお休みでなければできない楽しいことって思い浮かびません。

毎日がお稽古や演奏会にと追い立てられてる状態が実は私にとっての楽しいことなのかもしれません。
かもしれませんじゃなくてやっぱり追い立てられてる状態が以外に好きなのです。
時間ギリギリまでのんびりしててこれ以上は無理っていうところで集中するのって楽しいですよね。(おかしいですか?)
ギリギリまでのんびり、といっても何もしないわけではなく、これからの事を頭の中でシュミレーションをして一番良い進め方を段取るのです。
ですから動き出したときには完成予想図が見えてるわけです。
そんな大層なことではありませんが、食事の準備にしても献立がきまったらもう仕度ができたも同じことでテーブルの上のお皿を頭に浮かべて順序立てて、ただただ作るだけ。
頭の中には完成予想図ができてますから迷いがない分手早くできるわけです。
無駄の無い行動でやり遂げたときの達成感ってちょっとした芸術家の心境です。
「クッ!どうだ!」みたいな。

なんだか書いててあまりの単純な自分に気が付いてしまいました。
こんなことを書くつもりはなかったのにどうしたことでしょう。
でも実はいつもそう、今日だって「長いお休みは好きじゃない」っていうことだけは頭にあったものの後は気の向くまま(いい加減でごめんなさい)

近頃頓にボーとなっている我が思考を整理するためにパソコンに向かってるような気がしています。
こんなつまらない文章にコメントくださる皆さん、これからも宜しくお付き合いくださいませね。

土曜日は郁さんがおいでになりました。
「どうした拍子」の唄は随分お家でお稽古をなさっとみえて、かなりいい感じになってきました。
後半の難しい音もしっかりできてました。
その後「三社祭」「夏景色」のお稽古もしましたが「三社祭」は以外に苦戦していらっしゃいます。
台詞があって難しいと思える「夏景色」のほうが何故か唄い易いとおっしゃいます。
お三味線にもご興味があるようなので今日は少し指掛けと膝ゴムを使って「里を離れし」の最初のところをお稽古してみました。
「70の手習い」とおっしゃいましたが思い立ったが吉日とも言いますから大丈夫ですよ。
というわけで郁さんも晴れてお三味線のお稽古をすることになりました。
期限を切って追い立てられるのが嫌ということですので、気を長くのんびり楽しくまいりましょう。

日曜日はタチバナでのお稽古に正さんがおいでになりました。
「どうした拍子」の最後の「好きーぃぃなのーぉぉよ」に苦労していらっしゃいます。
「夏景色」の「おっと山車ぁ土佐坊少将だぁ」の部分はかなりお気に入りのようにみえます。
台詞は恥ずかしがってたらいけませんので思い切ってやってみましょう。
でも「少将だぁ!」の「だぁ」があまり口を大きく開けると無防備に見えますから程々にとアドバイスしました。

そしてお三味線は「白扇」です。
正さんが
「これはハクセンナガシの事を唄ってるのですか?」
とお聞きになりました。
「ハクセンナガシ?」
何だか何処かで聞いたような気がしますが、どうも古典的なイメージではないような気がします。
「ハクセンは白いお扇子のことでご祝儀の唄ですよ。」
「男の子のことを唄ってるように思うのですが」
「?・・・! 正さん、それはもしかして卒業式にセーラー服の白い線を川に流すっていう、あれ?」
「ホホホ・・・」
どうやら以前テレビドラマでご覧になったと思われる「白線流し」のことのようです。
正さん!
お若い!
私は全くそんなこと思い浮かびませんでしたよ。

正さんのお稽古が終わりタチバナの広い3階に一人でいると奥のほうでお茶のお稽古を終えた鳳昶さんが今にも「お稽古お願いしまーす」とお三味線を持って私の前にお座りになるような気がします。

「寿鶴」「涼み舟」「空蝉」「楽屋をぬけて」
まだどなたもお稽古してない曲ですが素敵な曲ばかりです。
たっぷりと自主トレいたしましたよ。
今度機会があったらお稽古しましょうね。
4日の金曜日はゴールデンウイーク中にもかかわらず8名のお弟子さんがお稽古にいらっしゃいました。
郁さんをはじめ俊さん、弓さん、池さん、珠ちゃん、八さんはいつもより早めにおいでになり、豚ザルも思いのほか早く食卓に並ぶことになりました。
弥ちゃんもお皿が空になる前に何とか間に合い、樹さんも急遽参加と相成りました。
もうみんなが夏合宿の課題曲にしっかり取り組んで頑張ってくれてます。
他の方のお稽古中でも後ろでお三味線を弾いてお稽古をしてますのできっと凄い力になることと思います。
雛ちゃんも早くお稽古しましょう。
みんな待ってるわよ。
珠ちゃん、俊さん、八さんは早めにお帰りになり残ったのは樹さん、池さん、弓さん、弥ちゃんの4人。
4人とも夏合宿は初体験ですので前回のビデオを見ましょうということになりました。
その前に「初紅葉」のビデオも見ましたので終わったのは午前2時をまわってました。
樹さんが「遅くなりますので失礼します。」と言ったのですが、もうすっかり遅くなってましたね。
でも若い方たちとのお話は明るくて楽しいものです。
池さんから秋には「お名取」宣言がありましたが、あれは酔ってて覚えてないなんてことはないでしょうねぇ。
もうこの日がきました。
早いものであれから一年が過ぎました。
一年前の丁度この日は金曜日で我が家のお稽古日でした。
その日が鳳昶さんとの最後のお稽古になってしまうなど考えもしませんでした。
いつも変わらず正確に12時53分にお稽古にいらっしゃる清さんと、お茶を飲みながら世間話をしていると玄関のドァが開き「こんにちわー!」と明るい声でお元気に登場するのが鳳昶さんでした。
その日もいつもと変わらずお元気にいらして、その頃清さんがお稽古してらした「夕顔」の低音をお隣で弾いたり、ご自分は6月の国立劇場での出演が決まっていた「戌の春」のお稽古を中心にたっぷりお三味線もなさり全くいつもと変わったことなどなかったのです。
鳳昶さんがもうひとつ熱心にお稽古をなさってた茶道のお話や息子さんのお話も尽きることなく楽しく時間を過ごし、夕方いつもと変わらずお帰りになったのでした。
マンションの外まで送った私に角を曲がるまで手を振っていた鳳昶さんの姿がしっかりと残っています。

その次の日はタチバナで茶道のお稽古があり、鳳昶さんは「ま」君が最初に仕入れてお買い上げいただいたクリーム系のお召しのお着物でしたが最初はお着物の色が反射しているのかと思われたのが、そうではなく体調が悪いのは明らかなのでした。
お稽古が終わり「霞ヶ関駅」までお送りしたのが本当に鳳昶さんとのお別れになったのです。
そして何故か鳳昶さんと智浩さんが私達の車が見えなくなるまでお見送りしてくださった姿がはっきりと今でも思い出せるのです。
その日はそれでも最後までお茶のお稽古をしてくださいましたので未だにこの事態が信じられないのです。

今日はあの日に私が着ていたかもしれない着物を着て鳳昶さんが大好きだった「芋ようかん」をお茶うけにしましょう。
鳳昶さん一緒にいただきましょうね。

昨夜は若いお弟子さんが遅くまでいらして前回の合宿のビデオを一緒に見ましたが、その中で鳳昶さんはしっかり芝鳳会をまとめてテキパキとお元気でした。
鳳昶さんのご主人様もデジカメでこまめに皆を写してくださってチームワークばっちりの楽しい合宿の様子が思い出されます。
今年の合宿にご主人様は参加してくださいますでしょうか。
鳳昶さんがいらっしゃらなくても私たちは家族のつもりなのです。
豚肉のスペアリブの味噌煮込みを田舎では「豚のザル」といっておりました。
豚一頭を3人位で分けいろいろなお料理に利用するのですが一番好評だったのが「豚のざる」でした。
田舎の我が家では外で火をおこし、大きな鍋で当時まだ元気だった父が煮て味付けをするのが常でした。
かなりの量の「にんにく」を入れるのが美味しく作るコツの一つですが、これをすりおろすのが母と私の役目でした。

このお料理を私も東京で随分作りましたが皆さん初めて食べるお味にもかかわらず、いつも好評をいただいてきました。

豚の骨付き肉を食べやすい大きさに切り、アクを丁寧に取りながら水(かぶるくらい)から煮て、アクが出なくなったら、自家製味噌どっさり、にんにく(大量に)、唐辛子、胡椒、はちみつ、お酒、あればオレンジジュース少々を入れて暫らく煮ます。
味噌がとろっとしてきたら出来上がりなのですが、煮ているうちにお肉が締まって小さくなるので大人数で食べるためにはかなりの量が必要となります。
大体食べるものは総じて重いものが多く、他の買い物もした場合お肉2キロ近くと一緒に持ち帰るのは並大抵ではありません。
この頃、夜の部参加者が多くなってきて、なかなかメニューに載せるのが難しい状況になっておりました。
明日は幸いと言っていいのか残念ながらと言っていいのか夜の部が少ないようなので久々に作ってみようと思い立ちました。

明日いらっしゃる方達どうぞお楽しみにね。
何度か再放送された「子連れ狼」
最終章の最終回が今朝放映されました。
もう何度も見ているのに、そのたびに涙が止まらなくなります。
何時も思うのが(この後たった一人っきりでこの小さな大五郎ちゃんはどうなるのだろう。)
荒野に立ち尽くす小さな大五郎ちゃんの姿に、親を亡くした心細さは如何ばかりかと思うと、いても立ってもいられないほど胸が締め付けられるのです。
それほど「大五郎」になりきった「小林翼」君の演技は素晴らしいものでした。
そしてこの放送が終わるといつも暫らくの間、呆然としてしまいます。
我が子でもないのに(あぁ、明日から大五郎ちゃんに会えないんだわ。)と思うと、とっても切なくなるのです。

今は大五郎役の翼君も小学3年生になりました。
朝8時からの「日本語であそぼう」という番組で元気な姿を見ることができますが、時々「義太夫」の語りなどに凄い才能を感じてびっくりします。
番組の中では詩の朗読があったり、野村萬斉さんとの狂言があったりしますが、成長期に良い番組に出会えた運の強さを感じます。
日本の芸術文化をいっぱい吸収してしっかり身に付け、今後更に大きく羽ばたいてほしいと願う、まるで離れて暮らす親心の心境なのです。
今日は「昭和の日」の振り替え休日。
この数日は一寸頑張りましたので、特別の用事も無い今日は洗濯デーに決め自宅でのんびりすることにしました。
お布団も洗濯物も燦燦と陽を浴びて気持ち良さそうです。
気温もかなり上がって夏日となりました。
行楽にはうってつけの陽気ですがのんびり家にいるのはそれ以上の贅沢のように思えます。
この頃毎日のように則さんから近況報告のお電話がありますので本当は銀座まで足を向けるつもりもあったのですが、めったに無いお休みを自分の為だけにウダウダ過ごすのもいいかなと思い止めにしました。

夜は「ま君」の好きな「から揚げ」をメインのお夕食です。
ボーっとしていたのか、下味に「にんにく」を入れるのを忘れ寝ぼけた味になってしまいました。(お許しを・・・)

それにしても土曜日は豪勢なお夕食でした。
鞠さん、猫股さん、池さんが早起きして築地に買出しに行ってくれての「手巻き寿司パーティ」
猫股さんが金沢で買ってきてくれた「甘エビ」「白エビ」もまったり美味しく、鮪、平目、かんぱち、いか、うに、いくら、・・・エトセトラ・・・テーブルの上が満杯でした。
佳さんも新橋演舞場のお芝居を終え久々にいらっしゃったし、見学の今井先生や幸子さんもいらっしゃって座るところも無いほどの賑わいでした。
あまりの賑やかさでお稽古の声が聞こえないこともありましたが、その中心が勝さんなので誰も注意ができない、私も遠慮があって言えないというもどかしさがありました。
土曜日に移行する過程のひとつの現象でしょうからもう少ししたら落ち着いてくるのではないかと多少楽観的に考えたいと思います。

ところで5日(土)の夜の部はどなたもいらっしゃいませんか?
4日(金)は俊さん、八さん、池さん、弥ちゃんですよね?
鞠さん、豆さん、樹さん、雛ちゃんは両方ともお休みでしたよね?
ゴールデンウイーク中の4日、5日、6日もお稽古をする予定なのですが、どうやら皆様それぞれ予定がおありでお休みする方が多いようです。
お休みしないでいらっしゃる方たち本当にご苦労様。
この間にしっかり力をつけましょうね。
勿論その間もお仕事をなさる方もあるでしょうが人口が少なくなって閑散とした都会の片隅でお三味線三昧。
なんて粋で贅沢なんでしょう。
寒くも暑くもなく丁度いいこの季節、窓を開け放して街路樹にもお三味線の音色を聞かせてあげましょうか。
木々や植物も良い音を聞かせると育ち方が違うと言いますよ。

そういえば我が家の胡蝶蘭たちも今が盛りと咲き誇っています。
昨年はマンション大規模修繕のため太陽の恵みが少なく胡蝶蘭たちには気の毒でしたが今年は光を存分に浴びて伸び伸びと色鮮やかです。
お弟子さんたちの唄声やお三味線の音色も一役かっているのかもしれませんね。
昨日は浅草の先生の所のお稽古日だったので我が家のお稽古は5時半からと皆さんにお伝えしてありました。
ですが何となく行ってはいけない気がして、というよりお弟子さんの誰かが勘違いして早くにいらっしゃるような気がしたのです。
せっかくいらしたのに玄関が閉まっていたのでは気の毒なので浅草のお稽古はお休みして早くから準備して待っておりました。
どなたもおいでにならなければ結構なのですが以外にこういう勘は当たるもので、やはり3時半にいらっしゃいました。
ピンポーン
(うふふ、さてさて何方かなー)とインターホンを覗いてみると、あれ?今日はいらっしゃる予定の無い郁さんです。
「こんにちはー、どうぞ」
「すみません遅くなりました」
完全に勘違いをなさってます。
土曜日にいらっしゃる予定でしたが勘違いして一日早くいらっしゃったのでしょう。
最近の自分の数々のオオボケ振りを思うと、さもありなんと思えます。
「どうした拍子」「「夏景色」の唄のお稽古を終えコーヒーを飲んでおしゃべりをしているところに敏さん登場です。

丁度5時半ぴったり、正確な方です。
皆さん夏合宿の課題曲のお稽古ですので敏さんも同じ「どうした拍子」「夏景色」の唄のお稽古から始めました。
後ろで郁さんが結構大きな声でご一緒に唄いますのでどうしても気になり、暫らくは黙ってたのですが敏さんも気が散るでしょうと思い「郁さん、もう少し小さい声でね。」とお願いしました。
傍目八目といいますから少し離れて自分と関係ない所でだと良く唄の節が分かるのかもしれませんね。

敏さんのお稽古中にお三味線屋さんが弥ちゃんの新しいお三味線を持ってきてくれました。
お仕事が終わった弥ちゃんも間に合って長袋を自分で選びご満悦です。
「やったー!」と喜ぶ姿に私も嬉しくなります。
「里を離れし」のお三味線からお稽古を始めました。
お三味線はできるだけ毎日手に触れ音を出すようにしましょうね。
鏡が無ければ食器棚やガラス窓に自分の姿を映してお三味線を構えた自分の姿勢をチェックしてね。
とにかく根気が大事ですよ。

その後見えた八さんは玄関の靴が少ないことにビックリ。
「末摘花」「白扇」のお稽古です。
八さんもお三味線には興味がありそうなのですがもう一歩踏み出せないでいらっしゃるようです。
八さん、案ずるより産むが安しと言いますよ。

俊さんは随分遅く皆さんのお稽古が丁度終わったところにいらっしゃいました。
「恋の鳥」「ほたる茶屋」の替手のお稽古、大分いい感じになってきましたよ。

珠ちゃん、樹さん、雛ちゃんもお休みで少し淋しい夜のお稽古場でした。
地下鉄の走ってる電車の中で「おにぎり」や「パン」を食べてる人を見たことはありますが、お箸を使ってしっかり食事をしている人は初めて見ました。
銀座から神谷町までの、駅にしたら3つの区間にそれは起きたのです。
私の目の前に座ったその人を、一瞬ある人に見まちがえてしまい(それにしても似た雰囲気を持った人だなあ)と一寸だけ観察したところ、山登りをするような丈夫な靴を履き、雨や風からしっかり守ってくれそうなコートを着て肩から斜めに黒い大きな鞄を提げています。
お勉強ができそうなメガネをかけ髪はあまり手入れをしてなさそうでボサボサ頭ですが不潔な印象はありません。
その人が席に着くや、やおら鞄の中からおにぎりを取り出し食べ始めました。
(きっと何かを研究している人なんだわ)と勝手に想像していたのですがおにぎりを食べ終えると今度は何やらおかずが入ってるらしいお弁当箱を取り出し、お箸を使って食べ出しました。
決してジロジロ見ていたわけではありませんが、目線を下にしても視界には入ります。
それも食べ終えると又おにぎりをもう一個食べ始めました。(へぇー、まだ食べるの?こんなにしっかり食事したらきっと喉がかわくでしょう。飲み物は持ってるかしら)と余計な心配をしていると、鞄の中にありました、ペットボトル。
お茶が合うと思うのですが(本当に余計なお世話ですが)どうやら中身は黒い物です。
コーヒー?にしては黒さが一寸違うようです。
他所様が何を飲もうが私には関わりないのですが先ほどのメニューにコーヒーはどうかしら?なんて思うわけで・・・。
あらペットボトルを振りながら飲んでるわ・・・?
口もモグモグしている・・・?
えっ?飲み物じゃないの・・・?
・・・ん?
あぁ!甘納豆です。
食後のデザートに甘納豆、しかもペットボトルに入れるなんて随分上手いことを考えたものです。
何度も言いますが決してジロジロ見ていたわけではありません。
なにしろ目の前のその人と一度も目が合わなかったのですから。
というより全く回りの乗客が何を思おうが関心が無いという風情なのです。
大した度胸・・・というのでもなくきっとその人の頭の中は別のことが支配してて、食べながらも何かを考えていたのかもしれません。
大体電車内でお化粧したり何か食べたりするのを目にすると不愉快な思いになるものですが不思議なことにその感情が全く湧かず、無駄の無い見事な食べっぷりに唯々感心してしまったのです。

 麻布教室

 4日(金)  2時より
11日(金)  2時より
18日(金)  5時より


 5日(土)  2時より
12日(土)  5時より
19日(土)  2時より
26日(土)  2時より

  18日(金)と12日(土)は5時からですのでお気を付けください。


 日本橋教室

 6日(日)  正午より4時まで
13日(日)   同 
20日(日)   同
27日(日)   同
秋田に住んでいる三つ違いの妹がメールで桜が咲き始めたことを知らせてきました。
桜はみんなの心を浮き立たせる花です。
でも一人で暮らしている母はあまり外に出ることを好みませんので桜が咲いたと聞いても「そうらしいなぁ。」とどこか醒めています。
実家の近くに住んでいる妹とメールでやりとりをしていると、直接話をするよりも何故か素直に心が明かせるようで不思議な感覚になります。
思えば妹と心を割って話したことが無い様に思います。
妹は四人の子供を育てながら大きな病院で看護士の仕事もしています。
夜勤もあったりでとてもきつい仕事ですが疲れたとか眠いとか愚痴を聞いたことが無く、それだけに性格もかなり強いものがあります。
私の方は長女で跡取りでありながら東京で暮らしているという申し訳なさで田舎の両親の世話をしてくれてる妹には頭が上がらないところがあります。
姉妹でありながら何か打ち解けないものがあるようで、でもベタベタするだけがいいわけじゃなしとお互いに遠慮しながらいたように思います。
このところ何度か妹がメールをくれるようになって、最初は何か母の身に起こったのかとびっくりしましたが
「ま君の誕生日おめでとう」とか
「ご飯食べた?」とか日常のあれこれを書いてきますので私も絵文字を駆使して返事をするのが楽しくなってきました。
今迄にはない妹との新しい関係ができそうで何故か嬉しいのです。
今度妹の運転で母をお花見に連れ出すとまたメールで伝えてきました。
昨日、今日と二日続けて日本橋小伝馬町へまいりました。
昨日はタチバナでのお稽古のためですが時間が無かったのでタクシーに乗ったところ、この運転手さんの運転が乱暴と言うか、下手と言うか。
体があちこちに揺られて「あぁ!つかまる紐が欲しい!」
いえいえ、昔はそれどころじゃなかったはずだわ。
タクシーの代わりに駕籠に乗ったとして、前と後ろに駕籠かき人足がいて「エッホ、エッホ」と担がれて紐にしっかりつかまってたとしても揺れ方はこんなもんじゃなく、きっと目的地に着いたら体のあちこちが痛くて暫らくはイタタ、イタタとお稽古どころじゃなかったはず。
とかなんとか江戸時代のお内儀さんにでもなったつもりで我慢して乗ってきました。

そして今日はタチバナ近くのヤマトデンタルクリニックへ、歯医者さんです。
今までの歯医者さんと違って時間をしっかり掛けて根本的に治していただいてる気がします。
2時間ぐらい口を開けっ放しの時もありますが私にとってこの時間は休息時間のようで先生には申し訳ないのですが意外とリラックスさせていただいてます。
(時には口を開けたまま寝てます。すみません・・・)
私の担当の今井先生が今週土曜日にお稽古を見学にいらっしゃるそうですので皆さん宜しくお願いしますね。
豆さんや池さんと同年代かなと拝察しましたが、いかがでしょうか。
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HN:
春日とよ芝鳳
性別:
女性
自己紹介:
お江戸東京は麻布飯倉と日本橋で小唄のお稽古をしています。
ご興味のあるかたは是非ホームページをご覧ください。
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