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夏合宿課題曲「春霞ひくや」

初代平岡吟舟作・曲


春霞ひくや所縁の黒小袖
これも許しの色里へ
根ごして植えし江戸桜
松の刷毛先 透き額
東男子の扮装は間夫の名取りの草の花


歌舞伎十八番の内「助六所縁江戸桜」(すけろくゆかりのえどざくら)

花川戸の助六(実は曽我五郎時致)は源家の重宝友切丸詮議のため、廓へ足繁く出入りし、喧嘩を売っては人の腰の物を改めるので、それとも知らぬ母満江と白酒売りの新兵衛(実は曽我十郎)は助六の短気を懇々と戒める。
この助六と契りを結んだ今吉原に全盛の三浦屋の揚巻に、蛇のように執心な髭の意休(実は伊賀平右衛門)の腰の物が尋ねる友切丸と知った助六は揚巻の恋仇と意休に喧嘩を売り、遂に意休を斬って友切丸を奪う。

黒羽二重の小袖に紅裏、杏葉牡丹友禅の五所紋、下に浅黄無垢の一つ前、綾織の帯、鮫鞘、一つ印籠、尺八を後ろに差し、紫縮緬の鉢巻を左に結び、蛇の目傘をさし、桐柾くりぬきの下駄に黒の塗り鼻緒、左手で小褄をとり、吉原仲の町花の雨。

意休を向こうに廻し荒事まじりの洒落っ気十分な啖呵をきる助六。
この洒落っ気と、町人の代表である助六が、廓内では武士も町人もないと、武士の代表である意休に万丈の気焔を上げるところが、当時の江戸っ子にやんやの喝采をもって迎えられた、というのがこの芝居の味であり、小唄の味である。

助六の相手役の揚巻は美貌、伝法、貫禄と三拍子そろった女形でなければ完璧とはいえず、助六以上の難役とされているそうです。

歌舞伎が見たくなりますね。
どうやら今日は鞠さんが演舞場で助六をご覧になってるようですよ。
うらやまし~い。

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