毎月のお稽古スケジュールやお知らせもあります。
栄芝会の大先輩の芝久さんがお亡くなりになり、今夜はお通夜に伺いました。
私が栄芝会に入門して最初の頃は何回か芝久さんと組ませていただきご一緒に舞台を務めさせていただきました。
芝久さんはいつも穏やかでいて真っ直ぐな考えを持った方で、私の不出来な箇所にも遠慮なく的確にアドバイスしてくださる有り難い方でした。

「日の出宝満」を私が唄うことになった時も、糸を担当してくださった芝久さんは
「ここの音の次にこの言葉が入ると思うんだけど。」
と細かいアドバイスをくださいました。
それまで譜面でのお稽古というものに全く慣れてませんでしたので、かなり苦労した記憶がありますが、その時に芝久さんから教えていただいたポイントはもつれた糸がほぐれるきっかけになったように思います。

唄も糸もしっとりとして渋く、味わい深く魅力的な方でした。

お通夜会場にはお若い頃の芝久さんの舞台写真が飾られて感慨深く、栄芝会の方々も沢山おいでになりお別れを惜しんでらっしゃいました。

この数年はご病気でお目に掛かる機会も少なくなっておりましたが、これまで栄芝会を支えてらした芝久さんに心から感謝を申し上げ、安らかにお眠りくださいますようにとお祈り申し上げます。


ベランダの紫陽花が咲きました。

 この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメントVodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード
 この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
プロフィール
HN:
春日とよ芝鳳
性別:
女性
自己紹介:
お江戸東京は麻布飯倉と日本橋で小唄のお稽古をしています。
ご興味のあるかたは是非ホームページをご覧ください。
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
最新トラックバック
バーコード
"春日とよ芝鳳" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.