病院の待合室で

家人に付き添って朝から病院へ行ってまいりました。

診察を待っていると隣からこんな会話が。

「えっ！背広を着てるのに寒いの！
だったらその辺を歩いてらっしゃい！」

確かに待合室は冷房が効きすぎて涼しかったのですが、切り口上なその口調に目をやると高齢のご夫妻と思しき二人連れ。

「▽△▼∴▲・・は雨だなぁ・・・。」

「えっ！行ってしまった人のことを言っても仕方ないじゃないの！」

続いて天候の話題を出した老紳士に対して強い口調で切り捨てたのは奥様と思しきお方。

老紳士はそれに対してぼそぼそ何か言う様子ですが殆ど聞き取れません。

奥様
「だいたいね！〇〇は野球やっても続かないし！テニスだってやめちゃったし！延々エンエン・・・」

老紳士
「▲〇◇▽・・・。」

奥様
「海なんて行くもんじゃないわよ！」

（あぁ、お孫さんの話題みたいね。お孫さんが海に行ったっていう話かな？）

奥様
「海なんて行ったらうじゃうじゃ・・・。」

（うじゃうじゃ？クラゲがいるっていう話？）

奥様
「うじゃうじゃタマシイがいて海に引きずり込まれちゃうんだから！
海なんて行くもんじゃないわよ！」

（・・・そっちでしたか・・・）

人前も憚らず旦那様を一蹴する奥様の怖いものはタマシイだったようです。

年齢を重ねると女性の中にはだんだん強くなりたしなみを無くす方がいらっしゃいます。

それとも若い頃の恨みを今晴らしてる？

う～、コワイ・・・。

気をつけなくてはと思った今朝の一コマでございました。

　チョン。