毎月のお稽古スケジュールやお知らせもあります。
朝から出かけてあれこれ用事を済ましての帰り道、お昼も過ぎてお腹も空いてるはずなのにこれといって食べたいものもなくどうしたものかと考えながら虎ノ門から歩いておりました。

両手にはお夕飯用の食料が入った紙袋と柔軟剤やら日用品が入った重い袋とバックを提げています。

もうすぐ家に着くし有り合わせで簡単に済ませましょうと思ったところに何処からかカレーの匂いが。

あ、カレーなら食べられそう。

そう思った私は何処から漂ってくるのかカレー屋さんを探してキョロキョロ。

おぉ、きっとここだわと探し当てたのは今まで何度も前を通っていながら全く気に留めてなかった喫茶店と思しきお店。

家人が家で待ってますので店内でのんびり食べてるわけにもいかず中に入って聞いてみました。
「持ち帰り出来ますか?」

店内にはサラリーマン風の方が3名、応対してくれたのは妙に遠慮がちな中年男性。
「ちょっと聞いてみます。」
と奥の厨房に向かって聞いてる様子。

「なにか容器があれば大丈夫だそうです。」

「・・・・・・???」
(タッパーは持ってないぞワタシ・・・)

再び厨房に行った男性
「あるそうです。」

・・・大丈夫か・・・?

暫し待つこと10分ほど、喫茶店と思ったそのお店の壁にはスパゲティ等の沢山のメニューが貼ってありどうやらイタリアンのお店のようです。

では何故にカレー・・・・?
・・・再び・・・大丈夫か・・・?

件の男性はお客様の応対をしながら店の隅に積んであった飲み物が入ってるらしきダンボールを開けてます、というか箱の蓋を破って厨房のほうへ・・・・・・?

私のほうにやってきておっしゃいました。
「あの~使い捨てのスプーンとかは無いんですけど。お箸も・・・」

「あ、いいですいいです、お箸もいりません。(だってカレーだから)」

そして完成したビーフカレーは何故か随分とくたびれたレジ袋に入れられて
「このように持ってください。こぼれますから。」

と男性にご指導を受けたものですから左手に重い紙袋と日用品の袋とバックを一挙に提げ、右手にこのようにカレーを持ち静々と帰宅したのであります。

レジ袋の下には先ほど破ってたダンボールが敷かれこぼれにくいようになっておりました。

カレーとご飯の入った容器も心配したようではなくカレーのお味も結構美味しいし合格~。

このご時世にこんなどきどきさせる、いや、ほのぼのとしたお店がまだ残ってるんだなぁと何故か知らず銀座でハンバーグのお店をやっていた則さんを思い出したのでした。


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