毎月のお稽古スケジュールやお知らせもあります。

 雪はしんしん 夜も更けわたる
 どうせ来まいと オー真ん中へ
 一人ころりと肘枕
 なんどきじゃ アァ アー寝入られぬ
                      ~

5年前の「見台開き」の際、最初の小唄の師匠との雪解けの時期を迎え、お祝いに唄ってくださることになってた曲がこの「雪はしんしん」でした。
本番の直前にお怪我で出演が叶わぬものとなり、残念ながらこの曲は5年の間眠った状態にありました。

そのお師匠さんが今年のお雛祭りの日に急逝なさったことを知ったのは7月のことです。

もう小唄の世界から身をひいていらしたこともありご家族は誰にも知らせることをなさらなかったようです。

私にとっては小唄の手ほどきをしていただき、長い間、東京での暮らしの心の支えにもなっていただいた大切な方でした。

今年最後の小唄の演奏会となる「春日会慈善会」の今日、お師匠さんを偲び感謝の心をこめて「雪はしんしん」を唄わせていただきました。

最後の部分で思わず胸がいっぱいになりました。

きっと聞いてくださってたのだと思います。

雪解け後の再会の折に

「貴方は私の宝よ。」

と言っていただいたのを大切にして、これからも精進しようと誓った一日でした。

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