毎月のお稽古スケジュールやお知らせもあります。
合宿中に見知らぬ番号からお電話がありました。
賑やかなお三味線の音を避けて廊下で受けた電話の主は近所の八百屋さんの奥様でした。

「主人が入院して商売が続けられなくなった。今までお世話になりました。」
という内容のものでした。

いつもお稽古日にはきんぴらの材料やカボチャを切ったり里芋の皮をむくなどの下ごしらえや大量の糠漬けを全てしてくださって私はお料理するだけという手間いらずで本当に助けられていました。

ご主人は病気とは無縁と思える快活な方でしたが最近調子が悪く、嫌がるご主人をやっと説得して検査したところ病気が見つかったということでした。

入院先を尋ねたところどうも聞いたような名称です・・・。

合宿を終え正さんをご自宅までお送りして「ま」君、蘭ちゃんと私は家人が入院している病院へまいりました。

実は八月中旬から家人は入院しているのですがその入院先と先ほど聞いた病院は似ている名称だったような・・・、

こんな時、世の中には不思議なご縁というのもあるもので、もしや・・・と家人の病室を出て廊下を右に進み病室の名札を確かめながら歩いていると3つ程先の病室に八百屋さんのご主人のお名前があるではありませんか。

大きな病院なのにこんな偶然があるものかと驚きながらお見舞いの声を掛けさせていただいたのですが、すっかり意気消沈したご主人は「もう駄目ですよ。」と落ち込んでらっしゃいました。

家人は結婚以来、幾多の大病を乗り越えて今まできていますのでちょっとやそっとの病気では驚くもんではありません(?)が日頃お元気だった方ほどご自分の病気が受け入れられないものかもしれませんね。

明日は主治医からご家族にご説明があるそうですがどうか治る病でありますようにと願うばかりです。



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