毎月のお稽古スケジュールやお知らせもあります。
第6回となる「愛の会」が紀尾井ホールで開催されました。
今回は英寿先生の奥様でいらした鈴城好恵様を追悼する演奏会でございました。
「五節供」(ごせっく)
「もやい船」
「傳残竹一管」(つたえのこすたけのいちかん)

いずれも鈴城好恵様が作詞なさった作品です。
それぞれが趣が全く違った曲で奥様の類稀な才能に驚くばかりですが英寿先生の作曲でいずれも格調高い素晴らしい作品に完成しています。

私は英寿先生のお嬢様の兼豊さんとご一緒に「もやい船」に並ばせていただきました。
屋形船での芸者の夕涼み、恋心を美しく唄いあげた曲ですが鮮やかなお三味線の音色と曲調に唄いながら胸が熱くなるようで・・・。
兼豊さんの声に作品の中の芸者の心意気が感じられて同じ舞台に並ばせていただいた幸せを感じておりました。

緊張ながらも楽しい舞台でございました。

「もやい船」の歌詞をご紹介いたします。

川柳しだるる葉末、水面にとどく
涼し涼しと招かれて、つい漕ぎ寄する隅田堤
ほろ酔いの衣通る肌を夕月が、映す思いのますかがみ
ほんに思えば後の月、初回で見染めた主さんを、ひる寝ぬ程に忘れかね
無理な恋じゃと心の隅田、下ろすすだれを、あれいたづらな、川風のぞく胸の内
どうせ散るなら花火の様に、咲いて夜空を焦がすもよかろ
船はおもかじ、仲をとりかじ
柳の川岸、芸者の意気をきよき流れの波のまにまに、波のまにまに

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